♪「ぜい肉」レポート | ◆VISTAの発見◆

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贅肉:caro luxurians(カロ ラクジュアリアンス)

luxuriance は「豊富」
luxuriousラクジュアリアスは
「有り余るほどの、快楽を追い求める、豪華な、贅沢な、最高級の、享楽的な、官能的な、飾りたてた」という形容詞。

言葉はさておき、要するに贅肉とは「中性脂肪」の固まりのようなものです。

うどんやパンを食べても、酒や甘いものを摂っても使い切れなかったエネルギーは中性脂肪として貯蔵される。

人間の体内には4種類の脂肪が存在するそうな。
中性脂肪は3つの脂肪酸とグリセロールという物質が結びついたものだという。

●脂肪酸は生きて、活動するために使うエネルギー。
●中性脂肪は脂肪細胞に貯蔵され、必要に応じてエネルギーとして使われる。
●同じ脂肪でもコレステロールは細胞膜の構成成分。ステロイドホルモンの材料、胆汁酸の材料にもなる。
●リン脂質も細胞膜の構成成分。細胞を若々しく保ったり、脳や神経系のはたらきを活発にするなどのはたらきがある。

エネルギーに変換されない中性脂肪は、善玉コレステロールを減らし、悪玉コレステロールを増やしてしまう。
その結果、血管にコレステロールが付着したり、血液がどろどろになったりして高脂血症に発展。
このほか動脈硬化や虚血性心疾患(狭心症や心筋こうそく)、肥満症による糖尿病などを発症することもある。
最近の研究では、食後の中性脂肪の増加・持続が、循環器系疾患に最も影響する因子であることがわかっているという。

中性脂肪が貯め込まれるのは「脂肪細胞」という細胞。
成人で250億~300億個あり、その大きさを3~4倍にまで膨張させることができる。脂肪細胞が膨張すると中に蓄積された中性脂肪も増えるため、危険度が高くなる。

これが贅肉の正体なんですねぇ。

ところで、このたび発表された厚生労働省の研究、「卵とコレステロールは関係なし」
これには驚きました。反対が常識じゃなかったのですか?

卵のコレステロールを除去する働きは注目するところで、知りませんでした。

でもコレステロールを多く作る体質の人は、卵とて調子に乗らないほうがよろしい。

健康の面から1日に摂取するコレステロールは300mg以下が望ましいとされているのに対し、卵黄1個に含まれるコレステロールは約250mg。

とはいっても、血管が破れやすい人、免疫力が弱い人、脂肪を分解しにくい人はコレステロールが必要。
本日の結論:

使い切れないエネルギーを中性脂肪として貯めないこと。これが善玉コレステロールを減らし、悪玉を増やす犯人なのだ。
そして一日の脂肪摂取量は大匙約3杯まで。


コワイですね、オソロシイですね、贅肉。