♪イッツ淵明(4つのおもしろ由来) | ◆VISTAの発見◆

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いずれ皇位に就かれる親王のご誕生!

喜ばれる紀子さまのお父上は、心境を漢詩に託され宮内庁から発表されました。
(「清流(せいりゅう)に臨(のぞ)みて詩(し)を賦(ふ)す」心に重なる感懐を覚えます)

1)これは陶 淵明の「帰去来辞」の第4節
 「東皋に登り 以て舒(おもむろ)に嘯き,淸流に 臨みて 詩を賦す。」に由来しています。

2)この第4節には「宇宙」の「宇」が使われています。

 「宇」は天地四方の無限の広がりのこと。これに対して過去から未来への無限の時間を表す言葉が「宙」です。
 「已矣乎(やんぬるかな),形を 内(うだい)に寓すること 復(ま)た幾時ぞ」

3)「帰去来辞」は「帰去来兮」と同じで(帰りなんいざ=さあ、帰ろう)」という意味。

 あの「女子十二楽坊」が母校、中国中央音楽院で、帰国演奏会をしたときにもテーマ表現に使われました。
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(写真:女子十二楽坊日記ブログより引用)

4)またこの漢詩の冒頭、
「歸去來兮(かへりなん いざ),田園 將(まさ)に蕪(あ)れなんとす,胡(なん)ぞ 歸らざる」
にある「蕪」は俳人与謝蕪村の名前の由来でもありました。

親王ご誕生から話がすいぶん逸れましたが、紀子さまのお父上が一石を投じられた1600年前の陶淵明大老師が源なのでお許しください。