いずれ皇位に就かれる親王のご誕生!
喜ばれる紀子さまのお父上は、心境を漢詩に託され宮内庁から発表されました。
(「清流(せいりゅう)に臨(のぞ)みて詩(し)を賦(ふ)す」心に重なる感懐を覚えます)
(「清流(せいりゅう)に臨(のぞ)みて詩(し)を賦(ふ)す」心に重なる感懐を覚えます)
1)これは陶 淵明の「帰去来辞」の第4節
「東皋に登り 以て舒(おもむろ)に嘯き,淸流に 臨みて 詩を賦す。」に由来しています。
「東皋に登り 以て舒(おもむろ)に嘯き,淸流に 臨みて 詩を賦す。」に由来しています。
2)この第4節には「宇宙」の「宇」が使われています。
「宇」は天地四方の無限の広がりのこと。これに対して過去から未来への無限の時間を表す言葉が「宙」です。
「已矣乎(やんぬるかな),形を 宇内(うだい)に寓すること 復(ま)た幾時ぞ」
「已矣乎(やんぬるかな),形を 宇内(うだい)に寓すること 復(ま)た幾時ぞ」
3)「帰去来辞」は「帰去来兮」と同じで(帰りなんいざ=さあ、帰ろう)」という意味。
あの「女子十二楽坊」が母校、中国中央音楽院で、帰国演奏会をしたときにもテーマ表現に使われました。
(写真:女子十二楽坊日記ブログより引用)

4)またこの漢詩の冒頭、
「歸去來兮(かへりなん いざ),田園 將(まさ)に蕪(あ)れなんとす,胡(なん)ぞ 歸らざる」
にある「蕪」は俳人与謝蕪村の名前の由来でもありました。
「歸去來兮(かへりなん いざ),田園 將(まさ)に蕪(あ)れなんとす,胡(なん)ぞ 歸らざる」
にある「蕪」は俳人与謝蕪村の名前の由来でもありました。
親王ご誕生から話がすいぶん逸れましたが、紀子さまのお父上が一石を投じられた1600年前の陶淵明大老師が源なのでお許しください。