
江戸末期の囲碁連勝チャンピオンも34歳で亡くなりましたが、若くして学があったのですね。
たたかいやみて りょうれんに こくびゃくをおさむ いちへい いずれのところにか きせいあらん
戦 罷 两 奩 收 黒 白 一 枰 何 處 有 虧 成
(秀 策)
「戦いが終わり 互いに碁石を片付けた後の 何もない碁盤を見渡せば
そこには戦いの跡など ひとかけらも残っていない。」
厳しい勝負の世界の向こうに、人としての生き方を見つけようとした本因坊秀策の思いです。
今の世でいう定年、人生のファーストステージを終った人たちの心境に通じるものがありましょう。
(秀策の赤耳の一局はウィキペディアで)