昨晩、ヴァカンスのシーズン中キャリアを磨きにIle de Re (イル・ド・レ→ジル・ド・レを連想するな。100年戦争時に例のジャンヌ・ダルクに協力した貴族です))へと旅立つブランゴとパリで最後の(うっ、しめっぽい)、じゃなくて、しばしの別れを惜しんで2人の好きなジャズを聴きに行って来ました。


と、その前にさっき母親からのメールで、あきらめていたチョコレート が周り回って北海道の実家に戻って来たそうです。「美味しい☆美味しい」と父と2人で食べているそうで、まぁそれならそれで良いのだけれど本当に3ヶ月間どこをどう旅して戻ったのでしょうか?

よいとまけ もこの調子でおばのところに戻ると良いのだけれど。。(鮭の遡上(そじょう)のように。。苦笑)


それにしてもブランゴには最後まで笑かしてもらいました(笑)。

彼女は、前にも書いたように素晴らしい語学の才能があって、フランス語の発音もバッチリです。


で、ソルボンヌの試験は大きく分けて「文法」と「会話」の2種類あるのですが、ちょうど昨日、ブランゴの会話の試験があったので

「どうだった~?ブランゴなら楽勝だったでしょう」と聞いたところ


「それが、前の晩友達の家に泊まって、そこから試験会場に向かったんだけど…」


要するに、またメトロの乗り換えを間違えて、ナナナナんと試験に間に合わなかったそうです(汗)!!

そ、それなのに「前回は文法がイマイチだったけど、今回は文法がんばったから大丈夫だと思う」とブランゴ。

何て笑える前向きな娘なんだろう~~~。



なので、こっちも負けじと、先日ひとりでブリュッセルを旅行した際にやってしまった大失敗談を披露したところ、歌姫が熱唱する声に負けないくらいの大声で笑い出し、私もつられて大笑い。


自分的には、今後のフランス滞在にも影響を与えるかもしれない事件だったのですが、一緒に笑っているうちに何だかどうでもよくなってきて(笑)、それよりブランゴがいるうちに「イル・ド・レ」に遊びに行こうと固く心に誓った私なのでした。


さすがに自分の家に帰るRER(郊外行きの電車)は間違えないだろうと思いつつも、彼女の線まで見送りしたら、ちょうど電車が到着した音がして「これを逃したら次来るの遅いから、乗ります!!」と言ってビズ(頬に軽くするキス)の口だけして駆け去っていった彼女。(私も負けじと投げキッスしましたが)


翌朝TGV(フランスの新幹線)に乗る前の慌しい夜、まだ何も荷物を詰めていないのに、会ってくれて本当にありがとう~~!!

って、本当に列車に乗れたのか、ちょっとだけ心配な私なのでした(笑)。