Violinist 谷崎舞

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お久しぶりの投稿。

普段プライベートはあまりかかないのですが、自分がアウトプットしたいのと、この病気を知ってる人が増えて欲しい思ったので記事を書こうと思います。

『猫伝染性腹膜炎(FIP)コロナウィルスについて』

久しぶりの投稿なのに楽しいお話ではないのですみません。


私は9月17日に仔猫を飼い始めました。

おてんばで抱っこ大好き、肉球触ってもへっちゃら、甘え上手のかわいいキンカローという種類のもずくちゃんです。

写真は9月26日



私は今までわんちゃんは保健所や里親サイトみたいなところからもらっていたのですが、猫ちゃんは初めてブリーダーさんから購入しました。

お家に連れて帰る時からすでに猫風邪をひいており、ブリーダーさんは大丈夫だと思うと言っていたので引き取ったのですが、くしゃみが続いていたので9/22に動物病院に行きました。

そこではお熱もあったのでインターフェロンを打って免疫力をあげる点眼等ももらいました。

数日して風邪が治ってくしゃみが止まりました。風邪はひいていたけどとっても元気に家の中を駆け回ってました。

もともと飼っている猫がいるため、最初は完全隔離しつつ様子を見て少しずつ慣らしていきました。

そして2週間くらい経って先住猫ちゃんとも少し落ち着いてきたあたりにもずくの様子が変だなぁ、元気がないなぁと思い改めて病院へ。

するとまたお熱があり、その時にFIPという病気のことを知らされました。


FIPというのは猫伝染性腹膜炎という病気で、コロナウィルスというウイルスが突然変異して自分を攻撃してしまうもので、進行がとても早く致死率はほぼ100%と言われました。


人間でも治るガン増えている時代にそんな不治の病があるなんて思いもせず、信じられませんでした。

必死でいろんなネットの情報をかき集めて読んでみたけど、どれも悲しい内容のものばかり。

本当に絶望でした。

毎日、朝起きて呼吸しているかを確認するのが怖かったし

仕事が朝から晩までの日はこんなに後ろ髪引かれて家を出たのは初めてでした。

後ろ髪ひかれすぎて泣きすぎて通勤途中の電車で倒れて助けてもらったりもしました。


どうか生きていて。と願うのがこんなに辛いこととは知りませんでした。


そんな絶望の中、猫好きの友達も情報をくれて、治った猫ちゃんの闘病記も読んだりしてとても励まされました。

ですが、毎日日に日に膨らむお腹、食べなくなるご飯。

具合が悪くなる前はご飯もたくさん食べていたから、成長を見越して大きな仔猫用のキャットフードも買いました。

食べなくなってからもいろんな流動食を買ってみたり、チューブと混ぜたりしましたがイヤイヤという感じで食べてくれませんでした。

どんどん痩せていって呼吸をするのもやっとの姿を見ているのが辛くて、本当になにもできない自分が無力でした。

微かな希望を持ってセカンドオピニオンにも行きましたが、結果は同じでした。

今までバイオリニストの仕事についたことを後悔したことはありませんでしたが、この時ばかりはもっと勉強して、このウイルスを研究して治る病気にできるような人間になれたらと本気で思いました。


この写真は12日です。



10月14日の朝、苦しそうに呼吸をするもずくちゃんをみて、私が帰ってくるまで頑張って待っててねとは言えませんでした。

もう、辛くて辛くて仕方がなかったら先にいっててねと言いました。


そしてその言葉を守るかのようにもずくちゃんはお星様になりました。


10月14日の夜のことです。


私はどうしても外せない演奏があり、最後を看取ることはできませんでした。

家族がそばで看取ってくれたのがせめてもの救いです。


もずくちゃんか家に来たのが9月17日、

元気が無くなってきたのが10月9日、

亡くなったのは10月14日。

本当にあっという間でした。


悲しくて、辛くて、寂しくて。

やっぱり看取りたかったなとも思って。

早く帰ればよかったと思いました。

でも楽になれたのはよかったのかなとか。

いろんなことを思いました。


ここまで私の感情ばかりを

かいていましたがここらから

自分なりに考えたこと…


今後仔猫を家族に迎える方に伝えたいこと


ブリーダーさんやペットショップの方に伝えたいこと


を書いてみたいと思います。

まず、ブリーダーさんやペットショップの方に。これは私の思ったことなので違うなって思う人もたくさんいると思います。

FIPについても私なりの解釈なので、多くの猫が持っているから運だよという方もいるかもしれませんが…それはごめんなさい。


ペットショップやブリーダーさんにとって仔猫は商品という認識が強いのかもしれません。

例えばこの種類は耳が寝ているはずだけどこの子はたっているから◯◯円、足が短いから高く値段がつけられて◯◯円というように。

しかしどんな子でも、迎える私達にとってその子猫は家族です。

家族が家に来て1ヶ月で亡くなるなんて、悲しすぎます。

この病気はウイルスフリーの環境、親猫からはもちろんうつりません。

なので、ぜひ親猫の検査をしてほしいです。

検査をしてもしその猫ちゃん達からウイルスが検出されたら、その子は子供をつくるという役目を終えてゆっくり暮らしてほしいと思います。

でないと、その子自身もストレスなどで発症してしまう可能性が高まると思うから。

もし、子猫がウイルスをもってしまっていても検査してもともとわかっていれば免疫が強くなる頃までは引き取らないことや、なるべくストレスのかからないように工夫することはできると思います。

そうすれば辛い思いをする猫ちゃんも、飼い主も少しは減るんじゃないかなと思います。

そしてこのウイルスはペットショップやブリーダーのところで蔓延してしまうと聞きました。

それって親猫の住んでいる環境が悪いのではないでしょうか。

私の行ったブリーダーさんのところは、小さなゲージ1つに1匹猫ちゃんが入っていて、そのケージにが小さめのお部屋に積まれて一部屋に30匹くらいの親猫がいました。

空気もあまりよくなかったです。

初めてそうゆう環境を見たのでそれが普通なのかと思いましたが、それが普通じゃダメなんだと思います。

一日中狭いケージに入れられて、そんなにたくさんの猫を産ませる必要があるのでしょうか?

日本は年間8万匹以上の犬猫が殺処分されています。

詳しくはこちらを見てみてください。




産ませる必要ないですよね。

せっかく生まれたのにすぐに殺されちゃったり、生きてることが辛いことばかりなんて、それだったら生まれてこないほうが良いんじゃないかなって思ってしまいます。

生まれた子はみんな幸せになってほしいなって思います。

だから、ブリーダーさんやペットショップさんには、環境改善をしてほしいです。

親猫を誰かに引き取ってもらって、数を減らして、幸せになる猫ちゃんの数を増やすほうが絶対に良いと思います。


国ももっと動けばいいのに。

誰もが簡単にブリーダーになれてしまうから

もっと国家資格みたいのがないとブリーダーになれないようにすれば、幸せになる動物達は増えると思います。

それでもし金額が高くなってもそれは仕方がないことだと思います。


どうか、環境改善をお願いします。


そして、今後子猫を家族に迎える方。

最初に検査をしたほうが良いかもしれません。

結果次第で選択肢を変えられます。

引き取ることは変えなくても良いと思いますが、時期を変えるとか、家に来てもストレスを感じにくいように工夫するとか、多頭飼いの方はある程度大きくなるまで完全隔離するとか。

できることは増えると思います。



長々と書いてきましたが、言いたいのはひとつだけです。

生まれてくる子が幸せに暮らせますように。


FIPの研究がより進み、いつかは不治の病でなくなることを祈っています。


1ヶ月足らずだったけど、もずくちゃんと会えて本当に幸せでした。

また毛皮を着替えて我が家に来てくれたらよいなとおもっています。

もずたんありがとう♡


  



自分にできることは本当に少なくて

でも発信することはできると思い書きました。

これを読んで変わってくれる人がいるといいな。

そして私自身、動物達の幸せが少しでもはやく訪れるように募金とか、身近なこと、些細なことだけど行動に移そうと思います。


ここまで読んでくださって

本当にありがとうございました。





〜追伸〜

ブログも少しづつ再開して

ホームページも作ろうと思っています。

みなさま遊びに来てくださいね〜♫