日曜日の午後、フレンチのオーナーシェフ・三國清三さんのノンフィクション番組を見ました。
私はこの番組が好きで、よく見ています。
知らなかったのですが、三國さんは今年の春、上海にイタリアンのお店を出店されていたのですね。
上海に進出することの難しさ、そして、何より中国人投資家との関係等、とても興味深かったです。
三國さんは本当にお料理に対する探究心がすごくて、そして、ビジネスというものを良くも悪くも楽しんでいらっしゃる様子がよくわかりました。とても、素敵な方です。
四谷のお店は敷居が高いですが、丸の内のお店を久し振りに訪ねたいと思いました☆
とても比べ物にはなりませんが、６年程前、私も上海で中国の方と仕事を一緒にする機会がありました。
私は英語圏以外の方と仕事をすることが無かったため（特に人種差別をしているということではないのですが）、言葉がわからない、そして、何となく、いつも慌ただしく感じるためか、中国の方と仕事をする気持ちになれませんでした。
ただ、仕事ですから自由に選べる訳でもなく、上司からの指示もあり、上海に何度も出張したり、テレビ会議を毎週したり、メイルや電話をしたりと、その仕事が軌道に乗るまで、それはそれは大変でした…。
私は中国語を話せませんので、一部通訳をして貰ったり、中国の方に日本語で対応していただいたりと、自分の想いがなかなか通じなくて…時には落ち込んだりすることがありました。
でも、ようやく仕事が上手く進むようになり、プロジェクトの最後に経営層だけでなく、若い担当者と懇親を兼ねて打ち上げをした時、本当に嬉しかったですし、良い経験をさせて貰ったと言う気持ちになりました。
この時、若い方々に勧められて調子に乗り、バイチュウを何杯飲んだか…覚えていません(^_^;)
そして、二次会はどこかの屋上で綺麗な夜景を見ながら、またまた乾杯でした～。
若いメンバーと、本当に、私、今写真を見ても楽しそうなんです！
中国の会社の総経理とコーポレートのスタッフと。
この総経理は本当に立派な方でした。色々と途中で難航しても、いつもニコニコしていて、日本サイドと板挟みになることもしばしばだった私のことをよく気遣ってくださいました。
翌日は初めて、上海観光に連れて行って貰いました。
私、上海ではここ、豫園しか行ったことが無いんですね…。
ただ、飛行機までは時間が余り無かったので、ささっと見て周りました。
お昼ご飯も豫園で食べることになっていたのですが、何やらすごい行列なんですね～。
私はだいたい、土曜日に帰国するので、上海の方も遊びに来ているようでした。
ただ、１階から上に行く程お店の値段が高いそうで、総経理が話をして一番上のレストランに案内をしてくださいました。
私はご馳走していただいてしまったので値段はわかりませんが、現地の方々は余り来られないようでした。
窓からの眺めはとても中国らしく、素敵でした。
この後も、年に数回上海を訪れていました。
私自身は中国語はダメなのですが、会議の冒頭は挨拶があるので、その時だけは中国語を使いました。
言いたいことを日本語で書いて、お付き合いのある中国語学校のスタッフに中国語でＣＤにして貰い、Ｉ－ＰＯＤにいれて何度も聞いて練習して、出張の直前の週末は集中的にレッスンを受けていました。
現地では皆さんに 「violin.hinaさん、お話をしていること、だいたいわかります～♪」 と言っていただき、喜んで調子に乗り、毎回頑張っていました。ただ、今ではすっかり…。
その後、会社が変わりましたが、その会社でも上海出張があり、時間が少しできたので連絡してお逢いすることができました。
夜会食して、その後も遅くまで外灘や新天地でお酒を飲んで、懐かしく、楽しく過ごさせていただきました。
そして、一緒に仕事をしていた時、新拠点を常熟に建設中だったのですが、それが完成したから是非見に行って欲しいと言ってくださり、翌日の午前中を使って、上海から車で常熟までうかがいました。
これは一緒に仕事をしていた時の写真ですが、周囲が綺麗に舗装され、クリーム色のビル（ここが総経理の会社のビル）の左側の窪みに何と『噴水が！』できていました♪
（写真を探してみたのですが、見つからなかったんです。確かに撮ったのですが…。）
色々と仕事は大変なようですが、前向きに頑張っていらっしゃり、一緒に仕事をさせていただいたことを本当に有り難く思っています。
前のブログにも少しだけ書いていましたが、三國さんの番組を見て、懐かしく想い、綴ってみました。