本日は春分の日。
ちょうど昨日描き終わりました。
でもこれ、デジタル画像では
どうしても見た通りに映りません・・・
本当はもっと柔らかい印象なんですが・・・
今回は、植物の色を使うというチャレンジをしてみたかった。
そこで、ベースには古くから日本画で使われている絵絹を使用。
紙ではないので扱いが大変難しいのです。
既に抽出済みの植物染料をいくつか取り寄せ
さまざまな実験をしてみて
今回はエンジュとキハダを使いました。
絹は透け感があるので滲みの影響が大きく出る。
そこがまた独特の味わいにもなるけれど。
(あえて裏から描く手法もあります)
その上から下地剤を塗り、岩絵具で描いていきました
当初は、全然違う絵になる予定でした。
ただ、光と影の色の美しさだけを表したかった。
だけど、描いている途中
ふと見ると、女性の形が浮かび上がってきたのです
(これは私だけにそう見えているのかもしれないけど)
岩絵具はアクリルや油彩と違って
見ながら描くことができない。
(輪郭の中を一色で塗るような描き方ならまだいいのだけれど)
乾いてから本当の色彩が現れるので
私のやり方だと
描いている途中は自分が何を描いているのか解らない。
これが結構恐怖でもある。
失敗したらここまでの苦労とお金が台無しになるかと思うと・・
(ちっちゃい人間なんで
)
ここからはもう委ねるしかなく
心の中で「助けて〜!!」と叫びながら
ひたすら色を置いていく。
だけど奥底ではなぜか、絶対に大丈夫だという
根拠のない自信もあるのです。。
あちらの世界の人達は身体がないので
こうやって、不器用ながらも
誰かが形にしなければ
伝えたいことをこの世に顕現化することができない。
描きながら涙が出たのは
今回が初めて。
最後は自分でも訳が解らないまま
絵の前に崩れ落ちて号泣してしまった。
「MARIA」と名付けました。
「よくやりましたね」と褒められた・・・![]()
ところで
春分の日は願い事をすると叶うというので書きますが
次に展示会をするとしたら
普通に壁に掛かった絵をサーっと見て終わりのものではなくて
どこかの落ち着くスペースで
瞑想ルームのような感じのところに絵を置いて
そこで、座るなり寝転がるなり
好きなように、好きな時間かけて
絵を味わっていただくようなのがいいな
絵を観るというより
波動を観じる
本来の芸術って
そういうものだと思うんです
もちろん巻物も置いて![]()
ヘナアートもできるし![]()
ワクワクしてきた![]()
叶いますようにっ![]()




