フランス空軍のレシプロ戦闘機というとモラ-ヌソルニエとかデボワティーヌとかおしゃれな名前が多いんですが、こちらはアメリカ陸軍から輸出されたカーチス H-75です。アメリカではP-36として有名ですよね。個人的にはスタイルがぶちゃかわのモラ-ヌソルニエMS406とか、デボワチンとかドボワチンとか珍名で呼ばれちゃうデボワチーヌも好きなんですが(ヘンタイや)、この颯爽としたスタイルのカーチスH-73も好きです。

 

 

このカーチス、日本との関わりも深く、本家P-36は真珠湾攻撃の際に零戦と闘って太平洋戦争初の空中戦となったことや、イギリスに渡ったモホークがビルマ戦線で隼と闘ったことなどが知られています。うーむ、颯爽としているくせに侮れん(何でや)。

 

 

この角度から見るとタフなガテン系ですね。エンジンは14気筒1050馬力のP&W社製R-1830-13を搭載し、完全引き込み脚を採用するなどして高速度は約500㎞/hと、当時としては申し分の無い性能です。

 

 

斜め後方からパチリ。風防の後ろ側が厚い鉄板で保護されていてパイロットに優しい設計ですよね。戦闘機のドッグファイトって後ろ攻撃有り有りです。ってかいかに後ろに廻りこむかみたいな戦法なんで、昔の武士なら卑怯者!っていいたいだろうなあ。。。(なんのこっちゃ)。ちょんまげのパイロットだったらどう戦うんだろう?(余計なお世話や)。

 

さて、1939年に記録された本機のレースの模様を紹介した動画がこちら

 

 

 

 

これだけ集まると圧巻ですね。ん?なんだか途中で一斉に着陸して陸上レースになっているような。。。これはチキチキマシーン猛レースも真っ青ですね。

 

この模型は海外製プラモデルを組立、塗装したものです。久しぶりのフランス機で楽しく製作しました。

 

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