“車いすの入店拒否”
先日、またこのようなニュースがありました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131024/k10015517331000.html
こういったニュース、ほぼ店側が責められる内容ですね。
障がい者団体から抗議受けるほど?
本当にそんなひどい話だったのでしょうか・・・
車いすユーザーがどのような状態で、
どのような行動をとったのかなどほとんど書かれていません。
唯一店側の「電動車いすの客が店内を動き回り危なかった」
という1文がありました。
報道する前に、そこをもっと聞いてみたらどうなのかと、
私は感じます。
電動車いす、限られたスペースの店内では
思った以上に早い動きに感じそうだと思いませんか?!
道路で動いているのとはわけが違います。
スピードの調節が可能なものなのかはわかりませんが、
勝手に動かれたりしたら・・・
他のお客様のイスにぶつかる可能性、
電気で動かす様々な器具、その電源コード等、
危険が伴うのは想像しただけでもわかります。
そのあたりのサロン側の気持ち、考えないのでしょうか。
障がい者団体も、報道する側も、
「車いすユーザーが困ること = 相手が悪い」
このニュースを読んだかぎりでは、
そう決めつけているようにすら感じてしまいます。
私はそう思いません。
車いすユーザーはみんなこんなケチつける人間だと、
同じように思われるのはまっぴらごめんです。
車いすユーザーには車いすユーザーのマナーというか、
車いすユーザーならではの、
お相手を気遣う気持ちが必要だと思っています。
相手は勝手が違う分、わからないことも多いのですから。
少しでも多く理解していただけるよう、伝える必要がある。
伝えることで、物事がスムースに運ぶことは絶対に多いはず。
私はそう実感して動いています。
この話、車いすユーザー側とサロン側、
どちらの説明不足かわかりませんが、
ニュースにするならそのあたりもうちょっと掘り下げてから
報道していただけたらなと感じました。
これではただの、弱い者いじめな図にしか見えてきません。
以前の、乙武氏レストラン入店拒否ニュースの時にも
同じように書きましたが・・・ (その記事はこちらをクリック)
車いすユーザーでも誰でも、客だからなんでもアリではなく、
“また来て欲しいお客さま” になれるよう。
客も店の状況を思いやる気持ちが必要かな、と。
私はそう思うのです。