『トムとハック』

マーク・トウェインの、

「トム・ソーヤーの冒険」の映像化作品の中では、

いちばん完成度が高いです。

 

ジョナサン・テーラー・トーマスがトム役、

故ブラッド・レンフロがハックを演じています。

二人共、

ずばりハマリ役でキャスティングが素晴らしい。

口煩い小母さんや、

ずる賢い義理の弟役の演技も上手。

 

悪役のインジャン・ジョーも、

凄みがあって存在感あり。

裁判で、

トムを殺そうとした場面の展開が面白い。

宣誓の為の聖書にインジャンのナイフが突き刺さって、

トムが命拾いをする。

クリスチャンなら意味が解ります。

 

今は、

こんな表現も撮れないね。

現在は、

インディアンを悪役にさせた映画化は困難なので、

此れが、

最後の原作に忠実な作品かも知れない。

 

「ネイティブ・アメリカン」と謂わなければイケナイとか、

面倒だぁ。。

インディアンで好いだろう。。