前から読みたかった暁のヨナを読みましたー(*^_^*)


 草凪みずほ先生の漫画で現在12巻まで出ているのですが、今、私は9巻で止まってます。続きが手に入ってないので…。


 これ、もちろんお話も好きなのですが、なんといっても絵がものすごくきれいで、タイトルで一目惚れしたのちに、表紙で即決です。


 あらすじは、高華国のお姫様だったヨナは慕っていた従兄のスウォンに王である父を殺され、従者のハクに助けられながら身一つで命辛々逃げ延びた。

 ヨナは王を殺したことを隠したまま玉座に着こうとするスウォンに立ち向かうため神話に書かれた四龍の力を借りようとその子孫を探す旅を始めるが、自分の足で国を歩き、飢餓や重い税に苦しむ民を目の当たりにする。

 国や王の在り方を見なおすヨナはこれからどう進んでいくのか!?


 みたいな感じです。


 ヨナに出てくるキャラはもうみんな好きで、かわいいし、かっこいいしで、もう、もう、もう!


 そして何故か、ジェハ(四龍の一人)に若干Ibのギャリーさんと通ずるものを感じました。なんか変態っぽいのに男らしいところ…とか、かな?


 ヨナはとにかくギャグ要素も多くて、シリアスな緊張感を持って読んでいても五分後くらいには笑いの渦の中にいたするので電車で困ります。口端がピクピクなってて私はさぞ気持ちが悪く見えていることでしょう。


 個人的には、たった一人で多勢のボケキャラたちを捌いていく唯一のツッコミ役のユンが一番好きです。

 …私は決してロリではないと思うのですが、思うのですが…なんか、最近の自分の言動を思い返して不安になってきました…。ブログを見なおしてさらに不安になってきました。しかし、ロリではないですよ?


 その次にヨナとかジェハとかスウォンとかキジャが好きで、ってハク以外ほぼ全員!いや、ハクも嫌いじゃないですよ。ただ、ツボから微妙にずれていただけで。


 みんながドツボすぎるんです!特にユンが!


 スウォンも可愛い顔して時々ものすごい殺気を醸し出すとことか大好きなんですが、あんまり登場しない…残念。


 とまあ、自分の趣味を語るだけのブログになってしまったので、アナログで自称天才美少年のユン君でも描いてみました。


 デジタル苦手とか言って、じゃあアナログなら上手いのかと言えばそうでもない、というか下手の部類に入りそうな私ですが、描くの好きなので!こればっかりは周りと比べて下手だろうが何だろうがやめられないのです…。


 というわけで、見よう見まねの初描きです。髪の毛が意味わからなかったです。右についてる羽の意味がとくに!


 あと、美少年に描けませんでした。ごめんなさい。でも自称だしね! 


螢灯わらしが 桜に 舞って



 自称じゃなくて事実だから。とか言ってそう。。。


 そういえば、明日はSPARK8です。またまた行きます。


 今年はほとんど行ってる気がする…お金が…。


 明日はてにをはさんの女学生探偵シリーズっていうボーカロイド曲の二次を描いてるサークルさんを見に行きたいです!

 あと、あかあかやIbや少年陰陽師、ヨナももちろん!


 ということで、明日は早いのでおやすみなさい。。。


  ――ね、読んであげる。



螢灯わらしが 桜に 舞って


  ―――だから、ずっと一緒にいてね。



 という感じのメアリーをイラログさんで描いてみました。青い人形相手に絵本を読んでる感じの。


 結構有名なゲームなので知ってる方も多いかと思います。が、


 メアリーって誰やねん!


 と、いうと、kouriさんが作られたフリーのホラゲー、「Ib(イヴ)」に出てくる女の子です。


 初見で強烈なトラウマを植え付けられ、何週もするうちにやたら恐怖要素満載の美術品たちに何故か愛着を植え付けられるという、何とも恐ろしいゲームなのですが、


 これがまた泣けるのですよ!


 切ないのですよ!


 ストーリーは、イヴという女の子が両親とともに美術館の展示会を訪れ、一人で先にぶらぶらと見ていると、美術館のようで美術館とは何か違う、別の場所へ来てしまう。

 そこから抜け出すために出口を探していると…


 という、まあ、あれですね、ナイトオブミュージアムをホラーにしたみたいな?(なんちゅー雑な例え…)


 で、そこに絡んでくるのが、イヴのように美術館で迷っていたメアリーの衝撃的な真実。どんなルートに行っても切ないエンドを迎える彼女なのです。

 こればっかりはプレイしないとわからないのですが…。


 このホラゲーは極度の怖がりの釣鐘草がやったり実況見たりしても、後に恐怖が残るようなえげつないものではないので、怖がりの方がやってもたぶん大丈夫です(*^_^*)


 ただ、めちゃくちゃびっくりして、心臓止まりかけたりガチな悲鳴をあげたり、BGMに心を病まされそうになったりはしましたが…


 あと、青い人形は、無理です…。心身ともに受け入れ拒否です。なのでイラストでも後ろ向き…。


 でも、大丈夫です。なので、やったことない人はぜひ!楽しい残念なおネェイケメンも出てくるのでぜひ!やってみることをお勧めします!フリーだしね!


 にしても、どうしても日本人っぽい顔になってしまう…。メアリーっぽくない絵になってしまった気がします。というか、なってしまった。

 今度メアリーを描く時はもっと強気で勝気(←両方大差ない…)な雰囲気を出せるように頑張ります!


 …後日、色をちょっと塗り直してみましたー…


 ということで載せます…せっかくなので…


 
螢灯わらしが 桜に 舞って


 ――お外には、きれいなものとか、かわいいものが、たくさんあるんだって。


 ―――ねぇ、いつか…、一緒に、見に行きたいね。ね?



 若干、光を足してみました。これで柔らかい雰囲気が出てるといいけど…。



 こんにちは。

 身分差?なにそれおいしいの状態で時代小説を書くという、なんともダメな作者ですが…

 いやー、これが難しいんです。嫌になるんです。陰陽寮とか、まだ身分は低くて…。

 そんなこんなでまたゆるゆる陰陽語りです。


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 8、小梢丸と夏苗丸


 「おい、暁成、ばれてしまったのか?」
 「せっかくわしらがお前さえ気付かないようにとしていたのに。」
 「「よりによって、陰陽寮の者に!」」
 智臣が清めを終え、すとん、と欄干を下りるとその背後から怒ったような声が聞こえた。
 「…誰?」
 暁成が驚いたように訊いた。
 「小梢丸(こずえまる)と」
 「夏苗丸(かなえまる)だ!」
 「「忘れてしもうたのか!?」」
 悲壮感漂う目で暁成を見つめているのは服を着た二匹の子犬、しかも二本足で立っている妖怪だ。
 「…だって、忘れさせてたんだろ?」
 暁成が溜息を吐きながら言った。
 「…でも、実は覚えてたりするよ。だって…」
 暁成が笑った。そう、実はこの二匹のことはおぼろげながらも覚えている。よく、済政の持っている笛やら琵琶やらをこっそり持ち出してきて暁成と遊んでいたのだから。横笛が好きになったのも、この二匹がいたからかもしれない。
 「じゃあ、じゃあ、狂花様のことも覚えてたりするか!」
 小梢丸と名乗った方が目を輝かせた。
 「―――え?」
 「おれたち、狂花様に会いにこの邸へ来たんだ!」
 「それで、お前に会ったんだけど…」
 「お前ときたら、狂花様なんて知らない、の一点張りで。」
 「あんまり頑なだったから、これはなにかあるなって思ったんだ。」
 ――暁成、私のこと、他言するなよ。
 ――もししたら、そうだな、私はまた八握剣を持ってここを去ろう。
 ――別に、お前はそんなこと構わないだろうがね。
 ――……そうか、いやだと、思ってくれるのか。
 ――…なら、約束を守ってくれるだろう?
 (狂花…剣を…くれた人…いや、妖怪、だっけ…)
 暁成の顔が強張った。
 「……いいや、知らないよ。」
 狂花がなぜ、自分に八握剣を預けたのかは、結局わからずじまいだった。ただ、死返玉には、剣が必要だと、もしも、蘇らせてはいけない人を蘇らせてしまったら、それをなかったことにするものが必要だと、言っていた。
 その全てが集まれば死者を蘇らせることができると言われる十種神宝(とくさのかんだから)。だが、全てが揃わないままに、死返玉で蘇らせられるのは肉体だけ。魂は戻ってこない。抜け殻の体には妖怪ですらない、妖気が歪な形で溜まっていってしまう。
 妖怪というのは、妖気が集まり、凝縮されて生まれる。魂のない体に陰の妖気が溜まれば、それはいつしか悪鬼邪鬼となる。


 9、あの時の――


 五つの時、母が乗った船が急な暴風雨によって転覆したと知らせを受けた。

 ――母様は…息をしている…なのに…どうしてみんな助からないなんて…。まだ…まだ間に合うのに。どうして信じてくれないの?

 ――お前が母様は生きていると思いたいのは解る。だが、あんな、濁流では…もう…

 自分には縁ある者の「今」を感じる力がある。だから、母様が生きていることも感じられる。泣く暇があったら助けに行けばいい。父様がそうしている間に私は―

 「死返玉なら…」

 家に伝わるこれならば、十種神宝の全てが揃っていなくても、息があるうちは。
 ――母様、私が助けに行くから。だから…どうか…生きていて。

 だが、そんな考えは――

――甘かった。

母様もこんな濁流に流されて…寒い。痛い。…母様は、まだ生きている。こんな中で。

「瑠樺っ…お前だけはっ…」

――父様の声が聞こえる。…父様、飛び込んだの?いけない。私のせいで父様が…
――…いけない。

ひ ふ み よ いつ む な や ここのたり ふるべ ゆらゆらと ふるべ

 ――ああ、声が聞こえる…

 ――あの声は、父様?否、あの声は…

 ぴかり、と円形の何かが遠く、岸の方で光った。

 「―…―、引き上げて。」
 「はい、―…―様。」
 「…お前はほんとに堅っ苦しいなあー」

 光ったと思うと同時に辺りの水が二つに裂けた。まるで、地面に弾かれていうように。

 そして、気が付けば、いつも通りの自分の室で寝ていた。

 「おーい、瑠樺?どうしたの?ぼーっとして。」
 瑠樺が昔のことを思い出していると、暁成が声を掛けてきた。
 「え?あ、ううん。少し、ここに来る前のことを思い出していただけ。」
 その言葉を聞いて、暁成が少し不安そうな顔をした。
 「…もしかして、玉のことでなにか…」
 「……そうじゃ、ないわ。私は…もう、関わらないことに、したから。」

 そうだ。昔、あの秘宝には関わらないと決めた。
 何も救えない。何もできない。あんなものには。

 「暁成、こいつらがやっぱり怪しいって騒いでるけど…」
 智臣が困ったように言った。だが、困っている割には頭を撫でたり可愛がっている。
 「何がいるの?」
 珠緒が不思議そうに智臣の手の下を見る。彼女は見鬼ではないらしい。
 「子犬の妖怪ですよ。」
 瑠樺が教えた。
 「…え、瑠樺さん、見えるの?」


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 えっと……これ、更新しやすいけど、字数制限がきついんですよ…許してください…お願いします…。

 なぜいつもこんな引きなのか…とか、もうほんとごめんなさい!


 そして、今回は十種神宝がちらちらと見え隠れしてます。

 この小説では謎の多い十種神宝についていろいろ定言しちゃいますが、資料の少なさゆえ、信憑性は薄いです。信じすぎないで…

 五行とかは一応あってるはずですが、それすらも怪しい…


 …ここでなぜ五行の話をしておくのか…気付かれた方もいるかもですねー。

 ま、土剋水ですからね。(←若干ネタバレ?ごめんなさい)


 こんなよくわからないままに進行する小説にめげずについてきてくださっている方、本当にありがとうございます!