英国の銀貨カタログ「ENGLISH SILVER COINAGE」通称ESCカタログではコモンウェルス クラウン銀貨(1649-1660)から始まります。と言う事はECS1番はコモンウェルス クラウン銀貨となるのです。当たり前ですが・・・

私もこのESCカタログを参考にして収集していますので、このクラウン銀貨はなくてはならない1枚となっています。

 

 

イギリスでは1656年から機械打ちのコイン製造が始まったと言われています。このコインが作られた当時は機械製造ではなく、まだハンマード コイン(手で打刻するコイン)で製造されていたので作りが歪です。またこれから後に出てくる王様肖像の緻密なコインとは違ってデザインもあっさりしていますね。

 

 

 

 

ここに紹介しましたコインですが、1653年 ESC6のクラウン銀貨です。ハンマードとしては抜群に状態が良く、ヒビ割れや曲がりも少ない真円に近い状態です。表面アイルランドハープの図柄もハッキリと見て取れ、全体的に摩耗が少ない極美品、環状ブルートーンも付いて大変綺麗な1枚です。

 

 

PCGSのサイトからコイン画像をお借りしました。

ブルートーンが綺麗に出ていますね。プロの撮影は違います・・・。