講座報告~「香りから広がる世界」ハッカ精油と芳香蒸留水で頭皮ケア/ご参加ありがとうございました~ | Victoire(ヴィクトワー)/杉浦菜美~香りから広がる世界~

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香りの背景である植物が持つイメージやメッセージ性を生かした、ストーリーのある香りづくりに取り組み、その「人」や「場所」に最適な、たった一つのオリジナルの香りをご提案します。


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Victoire(ヴィクトワー)主宰・AROMAMUSICA(アロマムジカ)代表の杉浦菜美です。様々なアプローチで『香りから広がる世界』の魅力をお届けしています。

 

6/9開催の講座報告です。たくさんのご参加をいただきありがとうございました。

 

講座名:香りから広がる世界~ハッカ精油と芳香蒸留水で頭皮ケア~ 日時:6月9日(日)13:00~15:00 場所:SBS学苑遠鉄校 参加人数:10名+ゲストの山香さん ~内容~
日本の自然から得られる香りを使ったセルフケアで癒されましょう。和種ハッカ「秀美(しゅうび)」から抽出した清涼感のある倉敷薄荷精油と、天竜産ハーブウォーター(芳香蒸留水)を使用し頭皮用ローションを作ります。講師による施術デモンストレーションにもご注目ください。
【協力】aroma roomひなな(岡山県倉敷市美観地区)、山香(浜松市天竜区春野町)

 

★以下の流れで行いました。

 

1部:知識編
~「精油」と「芳香蒸留水」を使った作成を行うために必要な基礎知識を身につけよう~
①「精油」「芳香蒸留水」とは何かを知ろう
 1.精油&芳香蒸留水の定義
 2.精油&芳香蒸留水の香りを体験しよう
 3.精油&芳香蒸留水の使い方の違いを知ろう
②香りの化学と機能性・ブレンドについて知ろう
 1.香りの作用とは?
 2.頭皮ケアにオススメの香りと理由
 3.ブレンディングのメリット

2部:実践編
~「精油」と「芳香蒸留水」を使った頭皮用ローション作成し、セルフケアに取り入れてみよう~
①作成準備
 1.作成の流れ
 2.手作りする上での注意点
 3.使用する香り選び
②作成タイム
 1.頭皮用ローション
 2.ヘアオイル
③リラクゼーションタイム
 1.頭皮マッサージのデモンストレーション

  2.頭皮マッサージの体験(希望者)

 

 

★以下は、講座内で体験した香りのリスト(順番通り)です。
 
・倉敷薄荷
・マンダリン
・天竜産クロモジ
・イランイラン・エクストラ
・ハッカ油(食品添加物)
・クロモジ芳香蒸留水
・ローズ芳香蒸留水
・ローズ・オットー
・ヒノキ芳香蒸留水
・月桃芳香蒸留水
・ローズマリー・シネオール
・ティートリー
・ラベンダー
・ゼラニウム
・フランキンセンス
計15種類
 
 
★以下は、講座を行うにあたって心がけたポイントです。
 
・「香り」の原点をお伝えするため、冒頭、名前を伏せた5種類の香り体験を通して、アロマセラピーとは何か、精油とは何かを、体感として知っていただく時間をとりました。
 
・岡山県倉敷産の薄荷精油や、静岡県浜松市天竜産のクロモジ・ヒノキ芳香蒸留水を教材として使用することで、外国産だけでなく「日本産アロマ」という選択肢、精油だけでなく「芳香蒸留水」という選択肢もあることを提示しました。
 
・芳香蒸留水の特性を理解した上で、地元の香りを地元で積極的に使う「香りの地産地消」をご提案しました。
 
・精油と芳香蒸留水を使用した頭皮用ローションとヘアオイルの作成と、その使用方法のレクチャーを通して、生活の中に香りを取り入れる喜びや楽しさを共有しました。
 
・災害時や福祉現場等での活用の可能性もお伝えし、「香り」を通して人の心や体の充実感のお手伝いができたらという、自分自身の想いを述べさせていただきました。
 
 
★以下は、講座風景です。
1部:知識編
 
1部:知識編
 
2部:実践編
 
2部:実践編
 
2部:実践編(頭皮マッサージのデモンストレーション)
 
おまけ(実家のローズマリーのディスプレイ)
 
 
印象深かったのは、講座の終盤で介護関係のお仕事をされている方よりいただいた、ある香りを使用した芳香浴に関する質問でした。
 
これは、どこで香りを焚くにしても、考えなくてはならないことだと思います。それは、「なぜ、その香りを焚くのか」ということです。
 
一つの精油は数十~数百もの化学成分からなり、それぞれが薬理作用を持ちます。「その香り」は、どんな成分構成で、どんな作用を持つのか。そしてそれが、人の心身にどのように働くのか。単品使用が良いのかブレンドした方が良いのか。ブレンドした方が良ければ、具体的に、どの香りとブレンドするのか。どんなことに注意しなくてはならないのか。そもそも、何の目的で、誰に向けて、その香りを使おうとしているのか。
 
メリット、デメリットをすべて考慮した上で、「香り」という選択肢を提示できたら良いのではないかなと、私自身は思っています。
 
香りが、人の心にも、体にも、働きかけるものであるということ…精油の1滴の力、そして、その1滴が秘めた可能性を改めて実感することができました。また、現場でアロマが検討されているという事実からも、時代の流れを感じました。今後さらに研究が進み、香りの有用性が明らかになってくるのは時間の問題ではないかな思っています。
 
「香り」に携わるものとして、いつ、どのようなシーンでも対応ができるように、常に勉強をし、感覚を磨き続けていきたいです。「香り」が、その人の幸せのきっかけになれたとしたら、それは私にとっても、とても幸せなことなんだろうなと思います。
 
人に香りを語るたびに、人と香りを共有するたびに、たくさんの気づきをいただきます。そして私は香りへの興味が尽きず、この香りから広がる世界が大好きなんだと、ただただ、そんな風にも思います。このような気持ちを持ちながら、お仕事として香りで表現する機会をいただけることを、とてもありがたく、かけがえのないことだと感じています。