講座報告:香りから広がる世界~香りと音楽でつくる癒しの時間と空間~香階の検証・調香体験・演奏会等 | Victoire(ヴィクトワー)/杉浦菜美~香りから広がる世界~

Victoire(ヴィクトワー)/杉浦菜美~香りから広がる世界~

香りの背景である植物が持つイメージやメッセージ性を生かした、ストーリーのある香りづくりに取り組み、その「人」や「場所」に最適な、たった一つのオリジナルの香りをご提案します。


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Victoire(ヴィクトワー)主宰・AROMAMUSICA(アロマムジカ)代表の杉浦菜美です。様々なアプローチで『香りから広がる世界』の魅力をお届けしています

 

3/17(日)にSBS学苑遠鉄校にて講座を開催しましたので、ご報告させていただきます。

 

『香りから広がる世界』

~香りと音楽でつくる癒しの時間と空間~

日時:3/17(日)13:00~15:00

 

以下の構成でお届けしました。

1部:香りと音楽の共通用語

・香りでイメージトレーニング

・ノート・アコード・オルガンについて

・香階を検証(カリンバ演奏協力:江川琴乃)

・嗅覚・聴覚のメカニズムについての研究報告

 

休憩

 

2部:”香り”で表現してみよう

・香りの演出&カリンバ演奏会

・香水の種類と濃度について

・香りの調合体験

・香りと音楽のイベント事例(AROMAMUSICA活動報告&お知らせ)

 

※120分という限られた時間でしたので、講座では”ここでしかできない”香り体験・音の体験をメインに行いました。しかし、話の流れとして必要だけれどご紹介しきれない内容に関しては、後から読み返せるように、プリントアウトした資料を配布することで補いました。

 

以下、行った内容です。

 

冒頭では、4年前に、とあるバイオリンの楽曲からインスピレーションを得て創作した香りのサンプルを使って、イメージトレーニングをしました。このワークを通して、「音」や「香り」のイメージから出てくる「ことば」に注目。その共通点を発見するため、≪感覚用語≫≪感情用語≫に分類してみました。

 

また、香料業界で専門的に使われている「ノート」「アコード」「オルガン」が、もともと音楽用語であることを学びました。

 

その後、46種類の天然香料を音階に割り振った「ピースの香階」(1850年代に発表)を検証。カリンバ演奏・江川琴乃さんの協力をいただきながら、音と香りを同時に体験しました。基本の「ド」からスタートし、オクターブの違いや、ドミソとソシレの違いをムエットで体験。ここでは、和音の調和を得るため、それぞれ適当な濃度に希釈した香りを用意しました。(予定にはありませんでしたが、個人的興味もあり、セブンスコード「ドミソシ」もおまけで体験。)微妙なニュアンスや印象の違いなどを感じることができ、音や和音の概念が、香りづくりのヒントにもなりそうだと想像できました。

 

※1部で行ったワークの理解を深めるため、参考資料を用意しました。「香りと音楽のことば」に関して、楽器開発時の、音をことばで表現する苦労を綴ったコラム『音を表す言葉』(岡部比呂男/2017年1月24日静岡新聞夕刊)を紹介。音と香りの結びつきを提唱したピースの香階のまとめとして、香りの専門誌『アロマリサーチ』を引用し、嗅覚と聴覚の相互作用に関わる研究報告もご紹介させていただきました。

 

休憩を挟んで、カリンバのミニ演奏会を楽しみました。昨年イベントで実際に演出した香りをディフューザーで焚き、ムエットでも体感しました。

 

最後に、調香体験(10mlのオードトワレ)をしました。基礎知識として、香水の濃度(パルファン~オーデコロン)の違い、揮発の速度の違いによる分類(トップノート~ベースノート)を学びました。地元の香りである天竜産クロモジも含めた計12種類の中から3~5種類を自身で選び出し、音を重ねるようなイメージでブレンド。(講座テーマに沿って、12種類の香りは、音の高さをイメージしてディスプレイしみました。)

 

※2部では、1部で学んだ「専門用語」と「香りの調合」、自分自身の「ブレンド体験」が結びつく手助けとなるよう、香りの専門家が執筆したコラム『調香』(廣瀬清一/機関誌AEAJ No.67 24-25)を自宅復習用に配布。

 

作成後は、参加者同士ムエットを交換しながそれぞれの香りを試し、感想を共有しました。同じ香りを選んでいても、合わせる香りや比率の違いで、香りのニュアンスが全く異なること、香りの好みはそれぞれであることが分かりました。

 

まとめとして、実際に香りと音楽を組みあわせた事例として、私が代表務めるAROMAMUSICA(アロマムジカ)の活動報告と、今後予定しているイベントのお知らせを。香りと音楽の持つ可能性を改めて感じました。

 

~香りリスト(紹介順)~

・音(音楽)からインスピレーションを得て創作した香りのサンプル

・ベルガモット

・マンダリン・レッド

・ティートリー

・ローズ

・ネロリ

・カッシー(アカシア)

・ゼラニウム

・パチュリ

・白檀(サンダルウッド)

・ジャスミン

・スペアミント

・ペパーミント

・音楽イベントで演出した香りのサンプル

・オードトワレ(3種ブレンド)のサンプル

〈以下は時間の関係で個々に試香〉

・ヒノキ

・クロモジ(天竜産)

・ラベンダー

・イランイラン

 

 

以下、講座風景です。

 

1時間前に入室しセッティング

 

高音~低音…と香りの”音程”をイメージしてディスプレイ

 

私のポータブルオルガン…天竜材です

 

カリンバ演奏会…香りのイメージで即興演奏も

 

どの香りにしようかな…

 

使う香りを選択したら、比率を決めます

 

その後、ブレンド作業…1滴ずつ瓶に入れていきます

 

作成後はムエットにひとふきして、香りを試します

 

お互いの香りの印象を伝え合います

 

今回、参加者6名のうち4名が、浜松市外(県外含む)からのご参加だったそうです。お忙しい中、合間を縫って来てくださった皆さま、遠方から足を運んでくたさった皆さま、本当にありがとうございました。こうして講座を開催できること、香りの世界を発信できる場をいただけることを、とても嬉しく思います。インプットとアウトプットを繰り返すことで、自分自身もとても勉強になっています。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

 

次回開催は6/9(日)です。皆さまのご参加、心よりお待ちしております。

 

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≪SBS学苑遠鉄校1日講座≫

〇『香りから広がる世界』

~ハッカ精油と芳香蒸留水で頭皮ケア~
日本の自然から得られる香りを使ったセルフケアで癒されましょう。和種ハッカ「秀美(しゅうび)」から抽出した清涼感のある倉敷薄荷精油と、天竜産ハーブウォーター(芳香蒸留水)を使用し頭皮用ローションを作ります。講師による施術デモンストレーションにもご注目ください。

講師:杉浦菜美
協力:aroma roomひなな(岡山県倉敷市美観地区)、山香(浜松市天竜区春野町)

日時:2019年6月9日(日)13:00~15:00

詳細はこちら

 

≪香りと音楽のイベント≫

〇『音楽と香りのセッション』アロマーユ北久屋2周年イベント

~即興の音楽と香り・クロモジ蒸留デモンストレーション・交流会~

出演:杉丸太一(ピアノ)・杉浦菜美(香り)

プロデュース協力:AROMAMUSICA(アロマムジカ)

日時:2019年5月12日(日)

詳細はこちら

※13:00~の部が満席、16:30~の部が残席2、個人セッションは残席1となっております(3/17現在)

 

〇『ラ・ローズデバン サマーコンサート2019』

出演:阿部良子(Vo) 中村美樹(Key) 野本謙之(Ba) 碧川サヤカ(T.Sax)

企画協力:AROMAMUSICA(アロマムジカ)

日時:7月13日(土)

詳細はこちら

 

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≪活動紹介のページ≫

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AROMAMUSICA(アロマムジカ)

 

杉浦菜美『あらゆるシーンにおける香りの提案のプロ』

 

 

 

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