2024年の年末に、泣きながら立てた2025年の目標が「父を許そう」だった
だって許したくなかったし、嫌いだし、憎いし、感謝はしているつもりだけど、本当に本当に受け入れられなかった。父が高い確率でアスペルガー症候群とともに生きる人間だと悟っても、その行動や言動が亡き母と私の価値観とはあまりにも違いすぎて、本当に病む
しかし一大決心をし、この目標を立てて、数日後に驚くことが起こった。
父がタバコをやめた
かれこれ60年以上吸っているタバコをやめたのである。そしてそれを褒めてほしいため、がんばったやろ!の圧を思いっきりかけてくる
これ、アスペルガー症候群とともに生きる人の特徴の一つでもある、過剰な承認欲求
一応褒めといた(笑)
イヤだけど、父に感情を揺さぶられないよう演技をし、ある時は子どものように扱い、ある時は超冷酷になり、地獄絵巻のような喧嘩をしながら乗り越えた4年間…
実は母の呪縛が超強烈だったことにも気づいた。母はある時期から、父のことを諦めたのだと思う。そして私の祖父母にあたる義理の両親と、一人娘の私を支えにして生きてきた。義理の親子でありながら、母と父方の祖父母の関係は超良好で、強い信頼関係で結ばれていた。
祖母は亡くなる前の一年間、少々の痴呆が出て、実の子ども達と孫(私含む)のことを忘れることがあったが、義理の娘である母のことだけは「ママ、ママ」と変わらずに呼んで、しっかり覚えていた。
私がもっと早く心理学を学び、父の個性に気づいていたら楽にしてあげられたかも知れないと悩み苦しんだ時期もあったけれど、私の心理学の師匠である古川としこ先生始め、この4年間で新たに出逢った師匠方と友人、知人のお陰で、ここまで来ることができた
私の本当の人生は、母の逝去から始まったのだと思う。2024年から2025年はそれをしっかり受け止め、受け入れることができたから「父を許そう」と思えたのだろう
その自分の成長を喜んでいた矢先、父が体調を崩した。ここ数日の病院通い、父の背中を見ながら車椅子を押していると、色々なことが脳内を駆けめぐる
そしてこう思った。
私達親子は大丈夫だ
To be continued.