立春前の、この寒い時期

子どもの頃に飲んだ甘酒の暖かさと甘さを思い出した。

 

でも焼酎処の鹿児島には酒かすはなかったはずだから

できあいの甘酒を母が買って飲ませてくれたのだろうか・・

 

私より年配の方の思い出話がみつかった。

 

 

「寒い夜には甘酒が良かった。麹を買ってきて濃くまたは薄く各人の好みに合わせて

熱い湯に溶いでフーフー言いながら呑んだ。暖房など無くてせいぜい火鉢だけの時代

でとても寒い夜に身体を温めるのに無くてはならないものだった。」

 

この記事を参考にすると母が「麹」にお湯をかけて作ってくれたものかも知れない。

 

甘酒のことを思い出しながら、小学生時代、毎日の食事で何をたべていたのか?

思い出そうとして、どんな副菜があったのか思い出せない。

お肉屋さんなどないし、冷蔵庫もなかったので、自宅でかっている鶏以外

のお肉を食べた記憶がない。牛肉などはまったく食べていないはず。

魚は行商人さんが運んでくる鯖(生や干物)やキビナゴなど。それ以外の記憶がない。

今のように鹿児島の名産になっているはまちはかんぱちなどは目にしたこ

ともなかった。

漬物は「高菜」と、味噌漬けのごぼう、人参、こんぶだったかなあ。

野菜は根菜以外はふだんそう、オクラ、焼き茄子など。納豆は下宿をしていた

母の実家でよく食べたものだ。

そもそも白米が少なく、麦、粟、芋、そうめん入りだったことはよく

記憶している。

 

チーズを始めて食べたのは中学1年生。友達に食べさせてもらったのだが、まずくて

吐き出してしまった。

スパゲッティとやらを初めて食べたのは高校三年生。

もちろん、ナポリタン・・・しかなかった時代。

 

いずれにしても、鮮やかに思い出せる食卓がない。

遠い昔にことながら、残念

 

 

*鹿屋市の甘酒を探していたらこんなお店が、なんと

小学3年生時代に住んだことのある海道町にあることが分かった。

今度の帰省のとき、寄ってみたい。

  みのだ夢来(むら)工房

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