今日はサントリーで、広上 日フィルの東京定期を聴きました。

 

レオンカヴァッロ《道化師》(演奏会形式)一本勝負。

 

日フィルのヴェリズモは、2019年5月のマスカーニ《カヴァレリア》(指揮はラザレフ)以来。

 

歌手はカニオ役に笛田さん、ネッダ役に竹多さん、トニオ役に上江さん、ベッペ役に小堀さん、シルヴィオ役に池内さん。

 

歌手の前には譜面台が置かれますが、齧り付きで歌う人は皆無。

 

笛田さんのカニオは、2018年1月の藤原オペラで聴きました。

 

日本人スピントテノールとして、別格の声。

 

竹多さんはワーグナーソプラノとして進境著しい。

 

偶に響きが落ちるところが気になりますが、この人も上手い。

 

上江さんは発語が明瞭で、悪役も堂に入ったもの。

 

小堀さんは甘い声のテノールで、一服の清涼剤といった感。

 

池内さんを聴くのは、(多分)今日が初めて。

 

美声のバリトンで、これから更に活躍しそう。

 

広上さんは特別に高くした指揮台の上で、気持ち良さそうに振ります。

 

オケをよく鳴らし、レオンカヴァッロの音楽をたっぷり味わえるのは演奏会形式ならでは。

 

広上さんのブレスの音が煩いのだけが難。

 

東京音大と杉並児童合唱団の合唱も良かった。

 


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