おにく花柳 ~ 人形町 | 下町風来坊の備忘録

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東東京下町在住のオッサン。食べ歩きや海外滞在、ワンコの話題など、たわいもない日常やその時々に思うことを童心で、また今の政治や経済、社会や風潮に対する心情を本音でつぶやいてます。

日本橋・人形町のビジネス街に静かに佇むこじんまりとした割烹。
 

おにく花柳・・・7年連続ミシュラン一つ星の和牛会席料理の名店

 

カウンター席でグラスシャンパーニュ

 

ブルーノ・パイヤール

 

料理はコース1本のみ・・・先付は牛骨蛤拉麺

 

スタートから意表を突くラーメン・・・ほんのり蛤を感じる上品な牛骨スープ、柚子や三つ葉の香りを引き立ちます

 
次の料理に使用する和牛肉と黒トリュフ
 
目の前では、和牛のヒレ肉がじっくり炭火で
 
カウンターはたった4席・・・大将の調理風景を眺められる特等席
 
次は揚物・・・和牛びふかつさんど
 
こんがりトーストしたパンにレアの分厚い和牛ビーフかつ・・・柔らかいビーフに衣やトーストのカリッとした食感が絶妙
 
肉尽くしのコースなので・・・早めに赤ワインボトルへ
 
大好きなケンゾーエステートのリンド
 
前回同様、今回もケンゾーエステートのリンドにしましたが、お隣さんのように、実はワインに精通している大将に、ペアリングを任せても良かったかも。
何気に結構良さげなワインが、少量ずつですが次々と登場・・・ちなみに本数は決まっていず、お客さんの状況を見ながら、ほぼエンドレスで提供されるそうです。
 
御造り・・・和牛しゃぶしゃぶ トリュフ 雲子豆富 胡麻ぽん酢 浅月
 
タップリの黒トリュフスライスの下はレアな和牛と雲子(鱈の白子)
 
温物・・・こちらの定番メニュー、和牛すね肉のシチュー
 
濃厚なドミグラスシチューに蕩けるほど柔らかい和牛
 
焼物・・・和牛シャトーブリアン炭火焼 京菜花クリーム煮 山葵塩 ぽん酢 ステーキソース
 
炭火の香ばしさとシャトーブリアンならではの肉質に火入れが絶妙
 
ケンゾーエステートとシャトーブリアン・・・いい風景です (^-^;
 
お椀・・・和牛たん ふかひれ 実山椒
 
底には、これも柔らかく煮込まれた和牛たん
 
煮物・・・海老芋唐揚げ 和牛ヒレ 京菊菜 針柚子
 
柔らかい和牛ヒレ肉と海老芋、柚子香る餡が絶妙
 
土鍋のご飯も炊き上がりました
 
食事・・・牛出汁鮑ご飯 和牛時雨煮 香物
 
鮑の角切りや肝がタップリ・・・余ったご飯はお土産に
 
水菓子・・・ヨーグルトアイスクリーム 紅まどんな
 
ごちそうさまでした・・・2年半ぶりの訪問でしたが、あらためて料理も雰囲気も素晴らしいお店ですね
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まさに肉好きにはたまらない、大将渾身の和牛割烹コース。
もちろん全ての料理に大満足でしたし、たった4席のカウンターで過ごす至福のひととき、実はスキンヘッドで体格が良く、見方によればちょっとコワモテに見えそうですが、実はとても優しく人柄のいい大将、カウンターの居心地はとてもいいです。
ちなみに様々なお店で牛肉と雲丹を合わせた料理が提供されるようになりましたが、もともとはこちらの大将が考案したものだそう。
ただ最近は海産物の価格が高騰、特に雲丹は採算が合わず手が出ないそうで、確かにいつも毎回提供された雲丹のメニューが今回はありませんでしたが、飲食店の経営も本当に大変な時代になりましたね。
 
その後は箱崎のロイヤルパークホテルのフォンテーヌでハシゴ
 
いつものようにウイスキーのロックを数杯ずつ。
ひとり飲みのハシゴで伺うことが多いフォンテーヌですが、たまに嫁さん同伴で訪れることもあります。
 
1時間足らずほどのんびり
 
ロビーフロアもすっかりクリスマスモード

 

相変わらず567禍に翻弄された2021年ももうすぐ終わり・・・ホント、あっという間でしたね。(^-^;