浅草 中清(なかせい)~ 浅草 | 下町風来坊の備忘録

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東東京下町在住のオッサン。食べ歩きや海外滞在、ワンコの話題など、たわいもない日常やその時々に思うことを童心で、また今の政治や経済、社会や風潮に対する心情を本音でつぶやいてます。

ちょっと出先の浅草にてひとりランチタイム・・・浅草公会堂前に佇む、浅草を代表する老舗の江戸前天麩羅店にお邪魔しました。

 

浅草 中清・・・この看板の左、細い路地を入るとお店が

 

明治3年創業・・・老舗の風格漂う数寄屋造りのお屋敷

 

店内もレトロな雰囲気・・・ランチ定食のお客さんは、カジュアルな手前のテーブル席になりますが

 

ランチコースなら、閑静なこの離れ屋敷に通されます

 

せっかくなのでランチコースで・・・緑の中庭を眺める広いお座敷

 

池には錦鯉・・・う~ん、何気にちょっと京都にいるような錯覚が

 

まずはコースの前菜が登場・・・当たり前ですが、キリンラガー中瓶はコース外です (^_^;)

 

茄子の煮浸し・アオリイカの紫蘇巻き揚げ・枝豆ととうもろこし揚げ

 

後ろに誰もいませんので・・・またこんな大人げないことを (^_^;)

 

メインの天麩羅も揚がりました

 

江戸前天麩羅なので魚介のみ・・・海老2本・穴子・きす・めごち

 

海老はまず塩で・・・2本目は天つゆにて

 

めごち、その他は全て天つゆで・・・

 

観光客で賑わう浅草の喧噪を、思わず忘れてしまうほど静かな離れ座敷でゆったりのんびり・・・

 

〆は天丼か天茶ですが・・・天丼を選択

 

小海老と青柳貝柱のかき揚げ・・・ここの名物・雷神揚げのミニ

 

季節の水菓子はメロンとさくらんぼ

 

ランチタイムに訪問するなら、定食よりコースの方が絶対にお勧め・・・実は料金もそれほど変わりません

 

ごちそうさまでした・・・おいしい天ぷらに老舗の風情をのんびり味わえて、とても満足でした

 

この浅草のお店は明治3年創業ですが、実は更に歴史が深く、もともと幕末に創業者が、上野・広小路通りに屋台を出したのが始まりだそうです。

観光客で賑わう浅草とは思えない、とても閑静な風情あるお屋敷で、のんびり江戸前天麩羅を味わうのもなかなか乙なもの。

 

それにしても、相も変わらず浅草は外国人観光客で溢れ、仲見世通りなどは、もう歩くのもままならず・・・。

京都などでもそうですが、かつてのように江戸風情を感じながら、のんびり浅草の街を散歩するのは、もう不可能かもしれませんね。