人間の血液型はABOシステムでA、B、O、ABの4つに分類されますね。日本人の血液型頻度は
A:O:B:AB=4:3:2:1 (ちなみにヨン様はO型です）
地域別に見るとアジアではB、AB型が多く、アメリカではO型、さらにヨーロッパではA型が多く、オーストラリア(西ウエスタン)ではB、AB型がみられないなど、地域もしくは人種によって相違がみられます。
それでは猫ではどうなのか？
答えはA型、B型、AB型の3つに分類されます。
そこで
「うちのこは何型なんだろう？」
と思う方も多いと思います。
ところがほとんど（93～99.6％）がA型なんです。
だから「あなたの猫の血液型はA型です」といえば9割以上正解ですね（笑）
次に多いのがB型（0.4～ 7％）で、AB型はかなり稀（0～0.14％）みたいです。B型はある品種（バーマン、ブリティッシュショートヘアー、ペルシャ）に多いという論文を発表した外国の獣医さんもいました。
特にペルシャに関しては1/3でB型だという獣医さんもいます。
少し視野を広げて猫科の野生動物に目を向けてみましょう。
論文検索するとおもしろいことにヒットしたのです。
A型 80%
B型 18%・・・ピューマ、アフリカン、アジアンゴールデンキャット
AB型 2%・・・チーター（2頭）、ボブキャット（1頭）
という論文でした。
でも猫の血液型と性格に関連性があると思いませんか？
帰宅するとけんかの傷だらけのトラ君
何しても怒らないクロちゃん
食事のときだけ甘える三毛ちゃん
寝るときは必ずあなたの顔のそばにくるミミちゃん
などなど。
何か因果関係があるかもしれませんね。
でもほとんどA型ですからぁ！残念
参考文献
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J Am Vet Med Assoc. 1989 Nov 1;195(9):1230-2.
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