■がん 口腔内メラノーマ 1年が経ちますが元気! ヨモギを。2 #メラノーマ#ヨモギ | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

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小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

↑現在の様子

↑元気にお散歩もしています。
 
この記事を書いたワンコさまです。飼い主さんから、いまの元気な写真をいただきました。
そして、ブログに掲載してもいいという許可を得ています。
 
 
 
↑処置前です。
 
●一般的なメラノーマの治療
①顎などの骨を取る
②抗がん剤
③放射線治療
 
などです。
 
●私たちの治療法
①患部をレーザー蒸散
②丸山ワクチン
③食事療法
④ルペオール
⑤ヨモギ(この子の場合)
 
メラノーマの子は、予後はそれほど長くなく再発がしやすいといわれています。
 

「CLINIC NOTE 2014 Dec」の90ページに

「まとめ」の部分に

「口腔内悪性メラノーマは、ステージⅡあるいはⅢの犬の生存期間中央値は、164日との報告があります」

 

といわれています。以下に書いています。
 
 
 
このもふもふちゃんは、自分でご飯も食べるし、元気にお散歩も出来ています。
 
飼い主さんから、このような子もいることを知っていただきたいと、写真を提供していただきました。
 
全部のメラノーマの子が寛解するわけではありませんが、私たちの治療で、このような症例の子もいるので、ご紹介しました。
 
がん治療は、発展、そして進歩しています。