ベリー・ベリー・クランベリー

サブマスの二次創作やイラスト。


テーマ:
『ポケットモンスターBWおよびBW2』に登場するサブウェイマスターを元にした二次創作です。原作とは関係ありません。

▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

「アニクダさま。わたくしとデートしませんか。もちろん奢りますよ」

 誘ってみれば、顔を真っ赤にして。少しからかうつもりでしたが、コレは愉快です。どうせ台風で暇ですからね。

 遊ばせてもらいましょうか。わざとらしく手を繋いで。これ見よがしに抱き寄せる。

 ほら、見てご覧なさい。あなたのお兄さまが睨んでおりますよ。まるで鬼みたいに。

 キスしたら怒るでしょうか?

「ゲーノボさま。クダリが戸惑っております。止めてくださいまし」

「あらあら、アニノボさま。それを決めるのは、あなたではありませんよ」

「クダリ。嫌なら断りなさい」

「えっと…… 嫌ではないよ」

「安心なさい。わたくしだって、わきまえております。手は出しません」

「信頼していますよ」

 向かったのは観覧車。ライモンシティ名物のカップル専用地。ここで数々の恋が生まれたと言われている。

 密室にふたりきり。これでテンションが上がらなければ男じゃありません。なのに、どうして震えているのですか。

 アニクダさまって高所恐怖症でしたっけ?

「具合でも悪いのですか」

「ううん、ごめんなさい。その、緊張しちゃってさ……」

「リラックスして良いのですよ」

「そうしたいのは山々なんだけど」

▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

 見かねて服を脱がす。

「こんな窮屈な格好をしているから、しんどくなってしまうのですよ」

「は、恥ずかしいよ!」

「観覧車から降りる時は返してあげます。男同士ですから問題ないでしょう?」

「外から見えないかな……」

▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

 丸見えでしょうね。ですが、誰も気にしません。そういう場所なのです。

 恋人が愛を確かめあう場所。仮に見えてしまったとしても日常風景に過ぎない。もう見飽きてしまったんですよ。

「ゲーノボさんは脱がないの?」

「おや、脱いでほしいのですか」

「まあ、そうだね。僕ひとりだけ裸なんて不公平じゃないか」

「お断りします」

「なんで!? ふたりとも裸なら言い訳もできるけどさ、僕ひとりだけって!」

「愉快な人だと思われますね」

「愉快どころか、おかしい奴だよ!!」

「さしずめ張りきって脱いだけど、うまくコトが進まなかったカップルでしょうか」

「ああ、あるよね。あと一歩で断られてしまうやつ。精神的にキツイよね」

「最初から断ってほしいものです」

 中途半端な期待は毒になる。そうこうしているうちに観覧車は地上へと。

「さあ、服を返しましょう」

「ゲーノボさん。良かったら、もう少しだけ付き合ってくれないかな」

「もちろん構いませんよ。では、ホテルを予約しなくてはいけませんね」



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