J1とJ2のレベルの差とは | ミドリノカガヤキ
2018-02-10 21:16:20

J1とJ2のレベルの差とは

テーマ:Jリーグ

今日はゼロックススーパーカップが開催され、昨年度天皇杯王者のセレッソ大阪が、昨年度J1リーグ王者の川崎フロンターレを3-2で下しました。後半途中でセレッソの清武弘嗣と杉本健勇が味方同士で接触し、清武が交代を余儀なくされるというアクシデントがありましたが、途中出場した高木俊幸がチーム3点目を決めるという出来過ぎの展開にも救われました。ともあれ、セレッソにとって幸先の良いスタートとなったことは間違いありません。

 

しかし、そのセレッソはほんの2年前はJ2で、しかも、そのJ2から抜け出したのは自動昇格ではなく、プレーオフでの昇格だったのです。さらにいえば、セレッソはJ2を抜け出すのに2季かかっています。そのセレッソが、昨年度のJ1リーグで3位に躍進し、Jリーグカップや天皇杯で優勝するという展開はほとんどの人が予測できなかったでしょう。これがJ1昇格プレーオフが改定されて、J1参入プレーオフとなり、J1の16位が1試合引き分けるだけで残留できるという制度に変えられてしまった原因です。個人的にはもともとプレーオフの制度には反対でしたが、それをさらに改悪されたと感じており、非常に残念です。

 

振り返ってみると、J1からJ2に陥落し、1季でJ1復帰を決め、翌年のJ1リーグで優勝するというケースとしては、2010年にJ2で優勝し、2011年でJ1で優勝した柏レイソル、2013年にJ2で優勝し、2014年にJ1で優勝したガンバ大阪の例があります。しかもガンバの場合、Jリーグカップや天皇杯でも優勝するという国内3冠奪取まで実現しているのです。

 

先に見たレイソルとガンバの例は、もともとJ1からの陥落がアクシデントに近かったということで説明がつくかもしれませんが、今回のセレッソはJ2で相当苦戦したにもかかわらず昇格直後のJ1で躍進し、国内2冠を達成したというかなり特殊な例です。こうなるとJ1とJ2のレベルの差はそれほどないのではないかとの疑いも生じさせます。

 

しかし、実際にJ1とJ2の双方をプレーした選手たちに話を聞くと、そのレベルの差は明らかなのだそうです。例えば、2016年にJ1でプレーしたアビスパ福岡の選手たちは「なにより止める、蹴るの基本技術、フィジカルの強さ、切り替えの早さがJ2とは比べものになりません」(城後寿)、「試合を決める要素のレベルが高い」(鈴木惇)と話しています(SOCCER DIGEST Web)。

 

こうなると、J1とJ2のレベルの違いとは、いったい何なのだろうという疑問は簡単に「解答」が出てくるものではないのかもしれません。ただいえるのは、J1とJ2ではサッカーの仕様が異なり、J2を抜け出すためのサッカーでJ1に昇格しても、J1では通用しない場合が多いということでしょうか。例えば、以前言われていたJ2仕様のサッカー―大人数でゴール前を固め、攻撃面では得点力の高い外国人選手に依拠して勝ち切る―ではJ1では通用しないということは多くの人たちの共通認識でしょう。それを前提に、J2にいる間にいかにしてJ1でも通用するサッカーを構築していくのか。「言うは易く行うは難し」ですが、これができるかどうかでJ1昇格後の成績が違ってくるのも間違いないことなのです。

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