「みんな死刑」とつぶやく男
電車に乗り込んだ。
真ん中より2人分くらい外れたところに座る。
隣に不機嫌な中年男が座った。
皆厚手のコートを着ているから窮屈だ。
7人がけのイスの左右を見渡すと全員がケイタイを手にしていた。
はす向かいの男が電話している。
「弁護士」とか「司法書士」とか「安上がり」とか、
単語がとぎれとぎれ聞こえる。
その隣の若い男もケイタイから目を離さない。
私の隣の中年男はますます不機嫌になる。
突如高笑いがした。
ドアのすぐそばで立つ男が一人で何か喋っている。
聞こえているけれど、聞こえていないふりをしているのか、
関心がないのか、
ケイタイの先にいる相手によほど夢中なのか、
恐ろしくて目を向けられないのか。
乗客は無反応に近い。
隣の中年男からますます不穏な空気が流れる。
ドアの前で立つ男は言う。
「お前らみんな死刑なんだよーさよーならー」
異常なのは誰なのか一瞬分らなくなる。
車内の温度は意外と高くて気持ち悪い汗が流れそうだ。
手にしている本に全く集中できない。
このまま死刑になったら今日買ったHELLO WORKSが聴けないな。
今夜はブギーバック、聴きたかったな。
鞄の奥のタワレコのオレンジ色の袋を想う。
20分後、駅に着いた私は
「奇跡の生還」さながらホームに降りた。
新鮮な空気が頬から鎖骨へと流れた。
なんだか命拾いした気分だった。
切実に、自分には愛おしいものがあることを感じた。
感想:本気で気持ち悪い男でした。もう、二度と乗り合わせたくありません。
真ん中より2人分くらい外れたところに座る。
隣に不機嫌な中年男が座った。
皆厚手のコートを着ているから窮屈だ。
7人がけのイスの左右を見渡すと全員がケイタイを手にしていた。
はす向かいの男が電話している。
「弁護士」とか「司法書士」とか「安上がり」とか、
単語がとぎれとぎれ聞こえる。
その隣の若い男もケイタイから目を離さない。
私の隣の中年男はますます不機嫌になる。
突如高笑いがした。
ドアのすぐそばで立つ男が一人で何か喋っている。
聞こえているけれど、聞こえていないふりをしているのか、
関心がないのか、
ケイタイの先にいる相手によほど夢中なのか、
恐ろしくて目を向けられないのか。
乗客は無反応に近い。
隣の中年男からますます不穏な空気が流れる。
ドアの前で立つ男は言う。
「お前らみんな死刑なんだよーさよーならー」
異常なのは誰なのか一瞬分らなくなる。
車内の温度は意外と高くて気持ち悪い汗が流れそうだ。
手にしている本に全く集中できない。
このまま死刑になったら今日買ったHELLO WORKSが聴けないな。
今夜はブギーバック、聴きたかったな。
鞄の奥のタワレコのオレンジ色の袋を想う。
20分後、駅に着いた私は
「奇跡の生還」さながらホームに降りた。
新鮮な空気が頬から鎖骨へと流れた。
なんだか命拾いした気分だった。
切実に、自分には愛おしいものがあることを感じた。
感想:本気で気持ち悪い男でした。もう、二度と乗り合わせたくありません。
ティンカーベルの女っぷりと偽母性愛
ウェンディジレンマというものがあるらしい。
ウェンディは、かのピーターパンに登場する女子。
彼を子供のように甘やかしお母さん気取りする。
詳しく調べる時間がないので、出典あやしげな内容になりますが、
とりあえずダン・カイリー博士(ピーターパンシンドロームを唱えた人)
の定義によると
ウェンディの本質には
*見捨てられるのが怖い。
*傷付くことが怖い。
*素敵な女に見られたい。
*私はあの人にふさわしくない。
*人に嫌われたら生きて行けない。
*劣等感という無言の声におぴえている。
*傷付くことを恐れたために、愛を忘れ、愛を錯覚する。
*相手の機嫌を取るのが得意。
*ウェンディの母性本能は、嫌われたくないという心が変形したもの。
*誰かに依存していなければ不安。
というものがあるそうです。
男性に対し母親役を演じることで愛情を感じてしまうタイプ。
そういう子がピーターパン系男子を愛すると、
めきめきウェンディ度が上がるとか。
そんな罠に陥った女子が個人の幸福と満足を味わいアイデンティティを得るには
「ティンカーベルへの変身」が必要と博士はいう。
この、変身を遂げるには、母親役を演ずることを止めることを要するのだが
その際ジレンマが生じる。このことについて、博士は「ウェンディジレンマ」
と名付けて詳しく論じているらしい。
で、この変身には以下に挙げたことを実行するとよいらしいよ。(多分)
*ギブアンドテイクの考え方をもって、憐れみからではなく、
妥協できる関係を築く。思い切って譲歩をし、相手への期待を持つ。
*相手に共感を持って、不都合や心の傷に耐える。
*お互いに依存しているのだから、何かあっても必ず相手が助けてくれると言う
信頼感を持つ。
*夫婦といえども別個の人格だから、相手には相手の要求があり、趣味、友人、
教養、思想、宗教などそれぞれ別の世界での、相手の人間的成長には、異義を
さしはさまない。
*意見や考え、感情や人生観を自由に述べわかちあう。
たとえ食い違っていても一方的に裁いたりしない。事実は事実として認める。
*二人の愛情生活がうまくいかなくても、それを受け入れる。
お互いの葛藤や意見の対立をすべて解決しようとしない。それ以上追及しない。
*夫婦と言えども、恋人の関係を忘れてはいけない。
茶目っけと、羞恥心は、新鮮さを蘇らせる。
*二人は赤い糸で結ばれていることを信じる。縛り付けられているのではない。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
ひょんなきっかけで、
子供の頃、ティンカーベルが嫌いだったことをふと思い出した。
ナイスバディ子な彼女の自由奔放な行動、
でも好きなものは好きと伝えられてしまう強引さというか素直さというか、
周りへの配慮のなさというのが、憎々しかった。
長女の私は、ウェンディにえらく同情していた。
今は、ウェンディをつまんねー女だと思うし
色気たっぷり、奔放で、愛情たっぷり、賢く、己を通す
ティンカーベルの方が断然イイ女に見える。
だが、子供の頃の率直な感想って侮れないもので、
過去うまくいかなかった恋愛を思い出すと
「ウェンディ」気質の自分があちらこちらで垣間みれたのは確か。
わりと、深刻な問題である気がする。
暇ができたら、是非、関連図書を詳しく読んでみたいと思うのでありました。
ウェンディは、かのピーターパンに登場する女子。
彼を子供のように甘やかしお母さん気取りする。
詳しく調べる時間がないので、出典あやしげな内容になりますが、
とりあえずダン・カイリー博士(ピーターパンシンドロームを唱えた人)
の定義によると
ウェンディの本質には
*見捨てられるのが怖い。
*傷付くことが怖い。
*素敵な女に見られたい。
*私はあの人にふさわしくない。
*人に嫌われたら生きて行けない。
*劣等感という無言の声におぴえている。
*傷付くことを恐れたために、愛を忘れ、愛を錯覚する。
*相手の機嫌を取るのが得意。
*ウェンディの母性本能は、嫌われたくないという心が変形したもの。
*誰かに依存していなければ不安。
というものがあるそうです。
男性に対し母親役を演じることで愛情を感じてしまうタイプ。
そういう子がピーターパン系男子を愛すると、
めきめきウェンディ度が上がるとか。
そんな罠に陥った女子が個人の幸福と満足を味わいアイデンティティを得るには
「ティンカーベルへの変身」が必要と博士はいう。
この、変身を遂げるには、母親役を演ずることを止めることを要するのだが
その際ジレンマが生じる。このことについて、博士は「ウェンディジレンマ」
と名付けて詳しく論じているらしい。
で、この変身には以下に挙げたことを実行するとよいらしいよ。(多分)
*ギブアンドテイクの考え方をもって、憐れみからではなく、
妥協できる関係を築く。思い切って譲歩をし、相手への期待を持つ。
*相手に共感を持って、不都合や心の傷に耐える。
*お互いに依存しているのだから、何かあっても必ず相手が助けてくれると言う
信頼感を持つ。
*夫婦といえども別個の人格だから、相手には相手の要求があり、趣味、友人、
教養、思想、宗教などそれぞれ別の世界での、相手の人間的成長には、異義を
さしはさまない。
*意見や考え、感情や人生観を自由に述べわかちあう。
たとえ食い違っていても一方的に裁いたりしない。事実は事実として認める。
*二人の愛情生活がうまくいかなくても、それを受け入れる。
お互いの葛藤や意見の対立をすべて解決しようとしない。それ以上追及しない。
*夫婦と言えども、恋人の関係を忘れてはいけない。
茶目っけと、羞恥心は、新鮮さを蘇らせる。
*二人は赤い糸で結ばれていることを信じる。縛り付けられているのではない。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
ひょんなきっかけで、
子供の頃、ティンカーベルが嫌いだったことをふと思い出した。
ナイスバディ子な彼女の自由奔放な行動、
でも好きなものは好きと伝えられてしまう強引さというか素直さというか、
周りへの配慮のなさというのが、憎々しかった。
長女の私は、ウェンディにえらく同情していた。
今は、ウェンディをつまんねー女だと思うし
色気たっぷり、奔放で、愛情たっぷり、賢く、己を通す
ティンカーベルの方が断然イイ女に見える。
だが、子供の頃の率直な感想って侮れないもので、
過去うまくいかなかった恋愛を思い出すと
「ウェンディ」気質の自分があちらこちらで垣間みれたのは確か。
わりと、深刻な問題である気がする。
暇ができたら、是非、関連図書を詳しく読んでみたいと思うのでありました。
梅萌え
寒いけど、空気から、梅の気配を感じる。
梅がもうそろそろ咲く。
ああ。ああ。そわそわ、わくわく。
こんなとき、誰かが横にいて欲しいと思うのだが
そういうときはだいたいひとり。
ひとりだから、空気に敏感になるのかも。
そういうもんなのかも。
悪くはないな。
・・・こんな私を、ひとり上手と呼ぶことなかれ(中島みゆき)
梅がもうそろそろ咲く。
ああ。ああ。そわそわ、わくわく。
こんなとき、誰かが横にいて欲しいと思うのだが
そういうときはだいたいひとり。
ひとりだから、空気に敏感になるのかも。
そういうもんなのかも。
悪くはないな。
・・・こんな私を、ひとり上手と呼ぶことなかれ(中島みゆき)
ときどき迷い道2
死んじゃった人の名を携帯メモリーから削除できない。
削除が2度目の死に値し、忘却が3度目の死に値する気がするから。
ときどき、亡くなった二人に面影が似た人を町で見かける。
心臓が鈍器で殴られたような、衝撃が走る。
心の病で亡くなった友人、体の病で亡くなった友人。
生へ向く心があるのに何かが阻む。
果たせぬまま終わる悔恨。
コントロールできないという何かへの畏怖。
その辺は、さすがにシカタネエと思うよ。
でも、そんな仕方なさと諦めときちんと向き合うために、
(理想は)今日いっちゃってもいいと思えるような毎日を過ごせたらいい。
(理想は)果たしたい何かを求めながら毎日過ごせたらいい。
・・・・・むずかしいけどね。
まあでも、理想に近づくために、
今日やるべきことをやり、
大切な人を思いやり、
自分の欲求に素直になり、好きなら好きと伝え、触れたいなら触れ、
感謝して、喜んで、楽しんで、泣いて、悔やんで、怒って、
過ごせるやふな人に
わたしはなりたひワ。(なれるかな)
削除が2度目の死に値し、忘却が3度目の死に値する気がするから。
ときどき、亡くなった二人に面影が似た人を町で見かける。
心臓が鈍器で殴られたような、衝撃が走る。
心の病で亡くなった友人、体の病で亡くなった友人。
生へ向く心があるのに何かが阻む。
果たせぬまま終わる悔恨。
コントロールできないという何かへの畏怖。
その辺は、さすがにシカタネエと思うよ。
でも、そんな仕方なさと諦めときちんと向き合うために、
(理想は)今日いっちゃってもいいと思えるような毎日を過ごせたらいい。
(理想は)果たしたい何かを求めながら毎日過ごせたらいい。
・・・・・むずかしいけどね。
まあでも、理想に近づくために、
今日やるべきことをやり、
大切な人を思いやり、
自分の欲求に素直になり、好きなら好きと伝え、触れたいなら触れ、
感謝して、喜んで、楽しんで、泣いて、悔やんで、怒って、
過ごせるやふな人に
わたしはなりたひワ。(なれるかな)
ときどき迷い道
自分が何を欲しているのか
ちゃんと知るには
一定の静寂が必要だ
ときどき
「静かで、深くて、ひたすらだだっ広いところへ行きたいわあああ」
という名の欲望の列車が
通り過ぎるものすごいスピードで
無論乗り遅れる
っつーか停まってくれよ
花小金井で
そして今日も
本当に何を欲しているのか
曖昧なまま過ぎる
ちゃんと知るには
一定の静寂が必要だ
ときどき
「静かで、深くて、ひたすらだだっ広いところへ行きたいわあああ」
という名の欲望の列車が
通り過ぎるものすごいスピードで
無論乗り遅れる
っつーか停まってくれよ
花小金井で
そして今日も
本当に何を欲しているのか
曖昧なまま過ぎる
3の倍数
自習室に行ったら、閉まっていた。
道玄坂の喧噪をバックに5秒くらい立ち尽くした。
俯瞰的に、扉の前で突っ立ってる自分と
スローモーションになる若者たちの足取りを妄想した。5秒くらい。
考えてみたら1月3日だものね。お正月だもの、閉まってるわね。
でも、なんで、閉室 であろうことに疑問を持たなかったのかしら、自分。
たぶん、個人的に、
3って数字が、なんか切れ目がよくて、心地よかったからなんだわ。
だから、心地よい数字の日から開いてるだろうと思って行動したんだわ。
こうやって、人生の中、
いろんなまちがいをおかしていきそうだ。
道玄坂の喧噪をバックに5秒くらい立ち尽くした。
俯瞰的に、扉の前で突っ立ってる自分と
スローモーションになる若者たちの足取りを妄想した。5秒くらい。
考えてみたら1月3日だものね。お正月だもの、閉まってるわね。
でも、なんで、閉室 であろうことに疑問を持たなかったのかしら、自分。
たぶん、個人的に、
3って数字が、なんか切れ目がよくて、心地よかったからなんだわ。
だから、心地よい数字の日から開いてるだろうと思って行動したんだわ。
こうやって、人生の中、
いろんなまちがいをおかしていきそうだ。
禁句
男は夢見がちで繊細、女は現実的で図太いとかよく聞くけれど、
まあ確かにそうかもしれないけれど、
だからといって、女は「強い」って訳じゃないのよ。
「君は僕が守らなくても大丈夫。君は強いから。」
なんてぬけぬけと言う男は、どうしようもないね。
かかと落としだね。
実際そこまで足あがらないけどさ。