ジンとウォッカで酔わない喪失後の乙女心は強靭 | 贋作モノローグ

ジンとウォッカで酔わない喪失後の乙女心は強靭

弁理士T先生に、新宿3丁目「どん底」で、どん底な私と、飲みにつきあって頂く。
どんだけ癒し系なのか、この先生は。
(また、一緒に飲んで下さい。)

ちょっとキツめのが飲みたかった。
メニューにはなかったけれど、
ネグローニを頼んだら、
わりと無表情なお店のお兄さんが、ささっと作って出してくれた。
すてき。

香り高い、スイートベルモット。ドライジン。赤いカンパリ。
香りは記憶を蘇らせる。
氷に溶ける赤い液体は視覚に強烈。

ネグローニは、イタリアで、よく食前酒として飲んだカクテル。
当時の同居人のヴェラが教えてくれたお酒で、個人的に思い出深い。
その後、ちょっと付き合ってた男の子も好きなお酒だったもので、
そのせいか、よく飲んだお酒。そして好きなお酒。

失恋をした、直近の思い出は
ミラノにいた頃だ。

素敵だな。
優しいな。
楽しいな。
(繊細かつ愉快な人にめっぽう弱い)

好きになってしまいそう。

きゃっ。むふっ。(広がる妄想)

しかし

残念ながら彼はゲイチューリップ赤だった。

実際、失恋と呼べるかわからないが
限りなくそれに近い喪失感。
彼がゲイと知った日も、ネグローニを飲んだのを覚えている。

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今日は、実は、メールの返信を待っていた。

ちょっとした個人的賭けだった。

返事はこなかった。

ネグローニを二杯飲んだけども、あまり酔わない。

最後にブラックルシアンをオーダーした。
ウォッカと甘いコーヒーリキュールが、
なんか今の気分に合う。

雨がぽつぽつ。

傘を買うか、濡れて帰るか。

いやいや、そんな惨めなことはしない。
タクシーだバッキャヤロー。

ちょっとした喪失感。
終わりにしてしまえ。

待つのが得意だからこそ
待ちたくないのよ。


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カクテル 《NEGRONI》

レシピ

■ ビーフィーター47度/40度(BEEFEATER GIN) 30ml 
■ カンパリ(CAMPARI) 30ml 
■ チンザノ ロッソ(CINZANO ROSSO) 30ml 

作り方

1) 氷を入れたロック・グラスに注ぎ、軽くステアする。
2) オレンジを飾る。

※レシピの分量表記について

カクテルタイプ:ロング
グラス:ロック・グラス
テイスト:中甘辛口
色:赤
アルコール度数:強い(25度以上)
製法:ビルド

ワンポイント

フィレンツェのレストラン“カソーニ”の常連客、カミーロ・ネグローニ伯爵が食前酒として好んだカクテル。店のバーテンダー・フォスコ・スカルセリが伯爵に許可を得て、1962年に発表。伯爵専用だったのもつかの間、瞬く間に世間に広がった。ベルモットの甘さがジンとカンパリのほろ苦さを和らげた、男性的な辛口のカクテル。

「カンパリ」は、美しい鮮紅色。ほろ苦くさわやかな味。ビター・オレンジ、キャラウエイ、コリアンダーなどを配合して作られるカンパリは、1860年、イタリア・ミラノ市、ガスパーレ・カンパリ氏によって生み出された。いまや、世界160カ国以上の国々で愛飲されている。

「ビーフィータージン」は、1820年以来、変わらぬレシピを守り続けているビーフィーター社の製品。英国王室の近衛兵、ビーフィーターをシンボルにもつこのロンドン・ドライ・ジンの代表は、いまなおロンドンで蒸溜されている唯一のプレミアムジンでもある。すべてのバー、必需の一本といえるであろう。

「チンザノ ベルモット」は、200年以上の歴史を持ちイタリアを代表するブランド。白ワインをベースにハーブや香草、スピリッツを加えて樽で醸造させたベルモットは、世界の約120ヶ国で愛飲されている。チンザノの代表製品の「エクストラ ドライ」はワイン本来の風味が生かされているやや辛口で、「ロッソ」は香草の風味の甘口ベルモット。


suntoryのHPより