振り返ればわりと滑稽な現象 | 贋作モノローグ

振り返ればわりと滑稽な現象

滑稽な事態に陥った。

「宣告」の瞬間は
真冬に台風がやってきたような、
真夏に梅が咲くような、
妙な感じ。3時30分。

りんかい線で涙。6時30分。

緊急でちばともとありを呼ぶ。

高島屋で三万円のエミリオプッチの長靴を
いかにも買いそうなふりをして試着。
そして「考えます」と言って去る。7時。

新宿サザンテラスで待ちぼうけ。7時10分。
今にも嵐がやってくる、その、予感。
胸は狂おしく、むしろ稲妻を待つ気持ち。
ジントニックを飲みながら、「ねじまき鳥クロニクル」を読む。

8時過ぎ、友が集まる。
雨が降り始める。

「メール読んだとき笑っちゃった」
と、友は言う。
「ネタだ」
と、友は言う。
「それは君、あまりにひどいぢゃないか」
と、私は言う。
「傷は浅いからよかったのではないか」
と、友は言う。

ちばの言い分には腹が立った。
一瞬むかついた。
が、困ったときに駆けつけてくれる友の存在には
感謝したいと思った。

一夜明けて
まあ、笑えるっちゃあ笑えるか。と思った。
「メール読んで笑」えるような事態なら、いいか、と思った。

起きた事をやっと客観視出来た。珍しく、時間がかかった。
少し、他人事になってきたような気分。

なぜか、おでこにたんこぶがある。

滑稽。