あすか「生まれて初めて読んだ少女漫画?弓月光の『ボクの初体験』だよ。たしかテルコ伯母さんの家に泊まりに行ったとき、伯母さん、自分の子供の頃の漫画たくさん読ませてくれたんだ。ユリコちゃん知ってる?」
立体映像のユリコちゃん「知ってる。私達が生まれるよりずっと大昔の、何十年も前の昭和の漫画ねえ。ドタバタものよね。私もそれ、先輩のお母様に勧められて電子書籍で読んだけど……あれがあすかっちの少女向けのものの原点か~驚いちゃった」
あすか「うん。少女漫画ってみんなあんな面白い感じなのかと思って他のも読んでみたけど、なんか違うんだよね。弓月光のはすごく共感できるんだけど」
ユリコ「私が貸した『地球へ……』とか山岸凉子は?」
あすか「山岸凉子は全部当たりだった」
ユリコ「よかった」
あすか「竹宮惠子は『イズァローン伝説』と『天馬の血族』は当たりで『地球へ……』は何描いてあるか分からなかった。作品によるね」
ユリコ「えー!『地球へ……』は私の一推しなのに」
あすか「ユリコちゃんは主従関係ものが好きなんだよね。それをBL同人誌に描くんだろ」
ユリコ(左)「あすかっちには分かんないでしょ。これまで腐女子沼に引っ張ろうと頑張ったけど、なかなかなびいてくれなかったもんねぇ」
あすか(右)「ごめんね、伯母さんに読ませてもらった弓月光と土田よしこが面白すぎた。でも今は少女漫画に対する偏見はないよ、面白いか面白くないかだけで決める」
ユリコ(左)「『ボクの初体験』って確か続編あったよね。持ってたら貸して」
あすか(右)「だーめ。その前に以前貸した本返して」
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『ボクの初体験』は私と世代が違う大昔の本のようですが、誰かに勧められて読んだのか自分で古本でも買ったのかよく覚えていません。
でもすごく面白かったです。破壊的に純情すぎてまともに恋愛できない少年が亡き幼妻を追い求める医学博士によって亡き妻の身体にその脳を移植されるという、とにかく可笑しくてたまらない漫画でした。よろしければ電子書籍でもいかがでしょうw
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