2002/アメリカ
主演:ニコール・キッドマン、ジュリアン・ムーア、メリル・ストリープ
監督:スティーヴン・ダルトリー
1923年のロンドン郊外、『ダロウェイ夫人』の作者であるヴァージニア・ウルフ。1951年のロサンゼルス、『ダロウェイ夫人』を愛読する主婦ローラ。そして、現在のニューヨーク、『ダロウェイ夫人』のような生き方をしているクラリッア。別々の時代、別々の場所に生きる3人の女性の一日が交錯する話。
本作品で第75回アカデミー主演女優賞を受賞したニコール・キッドマンをはじめ、難しい役をこなしているジュリアン・ムーア、メリル・ストリープの繊細な演技がまた魅力的である。
本編の後半には、生と死というテーマがドラマチックに描かれてあり、自然と涙が出てくる、そんな映画である。
この映画を観たあとに、原作であるM・カニンガムの小説を読んでみると、この作品の世界観がもっと分かると思う。