ついさっき彼に怒りをブチまけた

その怒りは3日前に起こったことが起因


 

わたしは彼と険悪になったこの日

怒りが余って無言を貫き通した

何を言われても弁解されても

謝られても無言でいた

 

 

 

 

だけどその実

肚の中では

煮えくり返っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふざけんな

お前のその無神経さが

気に入らねえんだよ

 

 

 

そう思ってた

 

 

 

だけどそれを

言葉に出して直接言わなかったこと

それが後々の気分に

大きく響いてきていた

 

 

 

昨日も一昨日も

彼とは一切連絡を取らなかった

来た電話もLINEも無視した

わたしのその態度によって

毎日数回来る彼からの連絡も

この2日間は一度のみだった

 

 

 

それにも関わらず

日常はいつも通り過ぎていったわけだけど

わたしの肚の底には

淀んだものがぐにょぐにょと

蠢いているのがわかっていた

 

 

 

それがとにかく

気持ち悪かった

 

 

 

これこそが

自分からの報復だ

 

 

 

怒りを押し殺すと

自分からの仕返しは

そのようにやってくる

 

 

 

これは絶対のもので

逃れることなどできない

 

 

 

自分が自分にしてくる

仕返しなのだから

逃げ道なんてあるわけがないんだよ

 

 

 

 

 

 

 

 

それが前の記事で書いたこと

怒りを表現するのは自然なこと

 

態度で怒りを表現するのは容易いが

それをわざわざ言葉にするには

罪悪感と面倒が伴う

 

 

そこをつい怠ってしまった

こういうことをすると後々必ず

自分に報復が返ってくるのをわかっていて

ついやってしまった

 

 

 

罪悪感に負けて

面倒なことを避けようと

怒りをぐっと抑え込めば

一見その場は収まるように見える

(少なくとも悪化はしない)

 

 

 

 

だけどそれはただの

一時凌ぎ

 

 

 

 

抑え込まれた怒りというのは

絶対に無くならない

見えないからと侮って我慢しても

必ず肚の底に沈んで存在し続ける

怒りとはそういうものなのだ

 

 

 

 

 

 

 

 

じゃあどうしたらいいのか?

答えは明確

 

 

 

 

 

その場で感じた怒りは

自分の言葉で

そのとき相手に伝える

 

 

 

 

 

 

これしかないのだ

 

 

 

このタイミングを逃して

後日ということにすると

肚の底に気持ちの悪い虫を飼うことになる

(それはわたしが経験した通り)

 

 

 

怒ったら怒ったその場で

ジャストオンタイムで

なおかつ自分の言葉で

自分の口から出すこと

 

 

 

これを怠ってはならない

ここが努力のしどころなのだ

 

 

 

 

 

 

 

そんなわけでわたしは

さっき全部を相手に直接ブチまけた

2日間放置した怒りを今日ようやく

自分の言葉で吐き出せた

 

 

 

その無神経さが

気に入らねえんだよ

自分がヤキモチ焼いたからって

こっちにも返してくんな

意味不明なんだよ

 

 

 

本当にこの口調でだ

 

 

 

ええ

わたしは怖いですよ

性格も悪いし

口も極めて悪いです

 

 

 

お金をくれている相手にすら

自分の怒りはブチまけます

 

 

 

 

………………………………

 

 

 

 

タイムラグこそあったけど

怒りを吐き出し

言いたかったことを全て

言い切った今

 

 

 

 

それはそれは

 

 

気分爽快です

 

 

 

 

 

 

  この記事の作者
吉原 紅(よしわら べに)

 

1975年生まれ 夫とは別居婚中

2019年の5月末、夫と暮らしていた自宅を出ました

海外ひとり旅、世界にあるすべての美しいもの・麗しきものが好きです

グラフィックデザイナーを経て、今は文筆家と生涯旅人を目指しています

 

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