ヒロ・ゴラッソ

サッカーの "観た"試合を再び"読んで観る"サッカーブログです!
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【ヒロゴラ的音楽レビュー】音楽もレビューします!

 

 いつもサッカー関連の記事ばかり書いておりますが、"ヒロゴラ"では色々な事を書いていきたいと思います。今回は音楽について。サッカーも大好きですが、曲がりなりにも僕はCDコレクションが500枚ほどある音楽好きでもあります。近年はかなり買えていません・・・。しかも最近自分より年下で1万枚ほどコレクションしている人に出会ってしまったので、500枚の僕としては複雑。でも500枚でも相当多いと思うんですけどね。配信で購入するものやレンタルでダウンロードしたモノを省いての数字ですから。


 そんな僕の500枚のコレクションの中の50枚ほどを占めているGRAPEVINEの新作アルバム『Burnning tree』をレビューしたいと思います。

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在籍17年のレコード会社から契約満了

 デビュー後、初の移籍を経たGRAPEVINE



 先週発売されたGRAPEVINEのニュー・アルバム「Burnning tree」。デビューミニアルバム「覚醒」からシングル、アルバム全てコレクションするほど、僕にとっては大好きな日本人ロックバンドです。今回はタワーレコードのオンラインショップにて購入。同時発売されたライヴDVD/ブルーレイ「In A Lifetime」と14年ぶりに表紙を飾った音楽誌「音楽と人」も一括購入しました。CDの新作発売は一般的には毎週水曜日ですが、火曜日の夕方には店頭に並びます。しかし、オンラインショップでは火曜日には届かず。水曜日の夜にやっと届きました。


 今回のニューアルバムに先駆けてシングル「Empty Song」が発売されていましたが、かつてはシングル4作を発表してからアルバム発売という流れにあったのですが、最近のGRAPEVINEはシングル1作でアルバム発売が定例になっています。CDが売れない音楽業界の苦境ぶりも伝わって来ますが、皆様の好きなアーティストはアルバム発表までにシングルを何枚発表しておりますでしょうか?


 そんな音楽業界の不況ぶりはGRAPEVINEにも直撃。一昨年の年末に、デビューから17年に渡って在籍したレコード会社・ポニーキャニオンから契約満了を伝えられました。シングル「Empty Song」の発売当時だった昨年の秋には"移籍"が目に移っていましたが、実態は契約満了だったようです。所属事務所もポニー・キャニオン配下だったため、こちらもマネージメント契約終了。さらに今回のアルバムのレコーディング中でもあったにも関わらず、 "平均年齢40歳代・無職"のロックバンドになってしまったのでした。


 しかし、バンドお抱えのスタッフは全て維持した上で、3カ月の"空白期間"を経て、無事に新たな所属事務所も決定。ビクター・エンターテイメントのスピードスター・レコードとのレコード契約も締結して今回のアルバム発表にも至ったようです。


 そんな事が書かれている「音楽と人」という音楽誌には14年ぶりの表紙になったGRAPEVINE。14年前にはすでに僕は彼等のファンであったものの、この雑誌の存在は知りませんでした。まだインターネットも一般的には普及してきれてはいない状況。当時は高校生だった僕も情報入手はできずでした。

 表紙になったと言えば、2002年発売の音楽誌「ロッキン・オン・ジャパン」。表紙になることが滅多にないアーティストを好きになった者として、コレは必読でした。

 GRAPEVINEのフロントマン(ヴォーカル&ギター)田中和将が、同じような音楽性を追求するロックバンドであるSyrup16gの五十嵐隆さん等とのクロストークによる「黄昏テロリストミーティング」というお題の濃い特集記事などが満載でした。よく読んだのを思い出しますが、実際に音楽誌とは「ロッキン・オン(ジャパンも)」くらいしか目に入らなかったのも記憶しています。


 しかし、何でもこの「音楽と人」には通算登場回数2位らしいです。(1位はBUCK-TICK)。田中氏が「田中牛乳」という連載(単行本でも出版)を当誌で持っていたのは知っていましたが、看板的存在だったのかもしれません。本人たちは表紙になる事については、「もう恥ずかしくてエロ本も買われへん」と言ってましたが、今回で3回目の表紙らしいです。


 そんな彼等のニューアルバム『Burning tree』についてのレビューです。


"GRAPEVINEらしさ"とは!?

 ビーフカレー頼まれても牛すじカレー

 アルバム全体を通して"GRAPEVINEらしさ"を感じさせる作品ですが、彼等の"らしさ"とは変化しない強さとも言える反面、耐えずマイナーチェンジしていく部分でもあります。よくレコード会社からの要望、ファンからの期待に反対して、「自分達の音楽性を追求する」という言葉を放つミュージシャンが揉める事があります。しかし、彼等はそうではなく、レコード会社からもファンからも要望を聞くし、自分達の音楽性も追求します、というスタイルを採っています。


 でも誰かに注文されたイメージをそのままはやらないのがGRAPEVINE。飲食店で「ビーフカレー」を頼む御客さんに、そのままビーフカレーを提供するんではなく、「牛すじカレー」を出すような感覚でしょうか?「牛スジもビーフやろ?ていうか、こっちの方が美味しいから」という具合に自分達のカレーを、いや音楽性を出しています。ちなみに、彼等には『マダカレークッテナイデショ―』という曲名の楽曲があります。(カタカナ表記が重要です。蛇足でした。)


 音楽性だけを追求するだけの主観しか持たない考えよりも、誰かの意見を取り入れながら、現状の自分達のチカラで作品を作っていくアプローチを通す事で、自然とマイナーチェンジが起こっているというイメージです。今回のニューアルバムと同時発売されたライヴDVD/ブルーレイ『In A Lifetime』は、1999年発表のバンド史上最高のオリコン3位(総売り上げ約50万枚)を記録した)『Lifetime』から15周年記念の再現ライヴの映像作品なのですが、そこでの演奏を、「今では考えられない楽曲の作り方や演奏してるな」と本人たちが言ってるいるのも、自然と変化を経たからこそでしょう。


 ココで特徴なのが、GRAPEVINEとは3人のメンバー全員が作曲・プロデュースもできるというプレーヤーというよりもミュージシャン志向の集団であること。ギター担当のメンバー最年長・西川弘剛氏が「僕等そこそこ出来てしまうのが問題なんです。」と言ってる意味も長いファンならばよく理解できると思います。


 それでいて全員が腰が重たい性格。言うならばガンバ大阪の「寡黙な男は脚で語る」"万博のファンタジフタ"こと二川孝広が3人いる感じです。リーダーであり、バンドの発起人であった西原誠氏が2001年に腱鞘炎ジストニアの治療のために休養、いったんは復帰するも翌年限りで脱退したのですが、それ以降はリーダー不在。その西原氏も元来は腰が重たいタイプながら、発起人としてリーダー業をやっていたわけですが、今ではリーダーの枠が空白のままです。デビュー時は「シングル1曲でイメージを作られるのも嫌で、(マキシシングルが全盛の時代だったので、)流行に乗るも嫌」なため、5曲入りのミニアルバム「覚醒」でデビューするという相当に面倒くさいヒト達です。


 そんな面倒くさいヒト達が昨年ポニーキャニオンとの契約が満了になった時は、「さすがに40歳過ぎて普通の社会人としてやっていけるのか?」(ドラムの亀井亨氏)と真剣に考えながらも制作・発表したのが今作『Burnning tree』です。

生活に寄り添う音楽=GRAPEVINE

 ドライで現実的だけど優しいアルバム

 GRAPEVINEのアルバムというのは1曲目を聞けばだいたい流れがイメージできるという事がよくあります。シングル曲を1曲目に持ってくるのではなく、あくまでそのアルバムのトーンを象徴するような楽曲をトップに持ってくる。『鳥』、『いけすかない』、『想うとということ』、『マリーのサウンドトラック』、『豚の皿』、『13/0.9』、『Silverado』etc....今回で彼等にとっては13枚目のアルバムですが、印象的な楽曲であり、アルバムやその後のツアーでも重要な位置を占めるモノが多いです。


 今作はその1曲目『Big tree song』から聞こえてくるのが、彼等からすれば、または契約満了→移籍という苦しい経験をした事情からは考えられない明るいイメージ。トーン自体が明るいのもありますが、ハンドクラップ(拍手)をメインに取り込んでる部分もあって"人間らしさ"が伝わって来ます。それでいて前作のアルバム『愚かな者の語ること』のような音作りとアレンジが施されているのも感じ取る事ができます。これにには前作からプロデューサーなしでバンド自身でセルフプロデュースしている傾向があると思います。また、明るいトーンであった前々作『真昼のストレンジランド』にも似ています。前々作の『真昼の子供達』という優しさに満ちた楽曲がありましたが、あれをセルフプロデュースにして、なおかつ家族的で野外で演奏しているようなスケールを大きくした感じが『Big tree song』なのではないかと思います。


 2曲目『KOL(キック・アウト・ラヴァー)』はライヴでの新しい定番ナンバーになりそうで、3曲目の『死番虫』からはGRAPEVINEの濃ゆ~い世界へ引き込まれます。そもそもこの"死番虫"(しばんむし)とは「この虫が鳴らすカチカチという音が死を刻む時計のようだ」という名前の由来があるらしいです。♪~嘘でしょう嘘でしょう嘘でしょう、と繰り返す最初の歌詞はこうした名前の由来に合わせて書いたそうで、♪~"SOS"も"ストレス"も~と歌う部分も田中氏らしく重ねた言葉遊びだと思います。まあこの曲もキーになっていると思いますし、この3曲目からは5曲目のシングル曲『Empty song』以外は完全に聞かせるモードに。暗いトーンもあるんですが、明かりがついてる場所は見えているような現実的な"小さな希望"を描いてくれています。妙にリアルで、ドライで、でも優しいから暗くなくて明るい。


 そんなアルバムは11曲目の『サクリファイス』で閉められるのですが、この曲がアルバム全体を総括する役目をしてくれています。色々な悩み事を夜通し考え込んでいたら、いつまにも夜が明けて朝を迎える感覚というのでしょうか?良い事も悪い事も、徹夜で考えていたら主観が強くなって一方的な考えになる事が多くあるという経験は成人した人なら共感できると思います。でも朝がやってくると妙に頭の中もスッキリする感覚。同時に客観的になる目線の変化を、朝陽は自然と持って来てくれる有難さ。それを今作のGRAPEVINEは表現してくれてるのかなと思います。


 だから、このアルバムを一言で表現するならば、"人間の生活に寄り添ってくれるアルバム"。コレが適した言葉だと思います。朝が来たら「また頑張ろう」と素直に思える事。素朴だけど最も重要な事で、当たり前だけれども、偉大な事。人が気付かない所でも誰かが日常を作って現在や社会を形成していて、「お前の変わりは誰でもいる」のかもしれないけれど、「みんな1人1人が社会の重要な存在なんだ」というリアルな現実性を、ドライだけど優しく語りかけてくれる作品だと思います。


 そんなアルバムから最も上記のような感覚を感じさせてくれる4曲目『Weight』の歌詞を掲載して今回のレビューを閉じたいと思います。この1週間ほどアルバム全体をヘビーローテーションし続けましたが、この曲が1番何度も聴きたくなってくる率が高いです。シングルではないのでPVを貼る事はできませんが、世界観や僕がレビューしてきたようなことは想像しやすい内容だと思いますので、この歌詞から味わってみて下さい☆


※歌詞の漢字や空白、改行などの表記は歌詞カードをそのまま抜粋しました。




『Weight』  作詞:田中和将 作曲:GRAPEVINE


胸のつかえを吐きだしても

優しさにかわらないが

町はいつの間にか

やがて来るはずの季節の準備に浮足立つ


風はたしか

通りすがりにこう云っただけ



「ここに雨を降らしてよ

全てを洗い流してしまうくらい」

何もかもを濡らして

朝になれば乾いてしまうのか


人の流れと排ガスの色

鮮やかなのは傘の方

俺は何者か

やがて狂うはずの時計は誰を支配する



歩き出せば

もう一歩だけ動いただけ


心まで誤魔化しても

何一つ放り出すつもりはない

雨が熱を奪って

立ち停まればそのまま

そのまま



「ここに雨を降らしてよ

全てを洗い流してしまうくらいの」

何もかもを冷やして

当たり前の顔をして



こんな世界を満たしている

ありふれた想いを さあ讃えてよ

「まだ間に合う」と誰もが

抱えた負債はそのまま



以上、最後に僕が購入したGRAPEVINEの3商品を掲載しておきます。
今後は音楽のレビューもしていきたいと思いますので、サッカーファンの皆様には"音楽"のヒロゴラを、音楽ファンの皆様には"サッカー版"のヒロゴラをよろしくお願い致します。

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Burning tree (通常盤)/GRAPEVINE

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ヒロゴラ的アンケート実施


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