世の中は三連休の初日に、お世話になっているファシリテーターズ静岡主催の
【LGBT講座】に行ってきました。
ファシリ・・・は簡単に言うと県内(おもに浜松市と静岡市)の学校向けに男女共同参画授業をしている団体で私も数年前から勉強のために微力ですが、関わらせていただいています。
実はちゃんと聞いたことがなかった性的マイノリティについて、知ることができてよかったです。
(めちゃシンプルな言い方ですが)
当事者の皆さんも参加されていて、直接話を聞けたことで、より身近に感じることができたのでした。
そして、公の場に顔や名前を出して活動する勇気に感銘を受け、そこに至るまでの葛藤や重さを(ほんの少しでしょうが)感じることができました。
性はきっちりと区別できるものではなく、グラデーション。
ひとくくりにできるものではなく、100人いれば100通りの生き方考え方がある・・・
それはすべての人に言えることですよね。
互いの生き方考え方が尊重されるのが当たり前になるといい。
全く同じ人はいないんだから、《I'm OK! YOU're OK!》なんでしょうね。
これは自身の反省を込めて。
当たり前と思うことや、『ふつう』に潜むアンコンシャスバイアス(無意識の偏見)はなかなか根深い。
自分にもたくさんあるし、気づかず人を傷つけたりもしてるんだろうと思います。
完璧な人はいないし、できる範囲で、気づいたところからでOKですよね。
一定数いるLGBTは、ともすると姿が見えづらい=「いないこと」になりがち。
一目でわかるわけではないですし。
でもあえて見分ける必要はないと当事者でもある講師の方は言っていました。
さっきも書いたようにひとくくりにできるものではないので、例えば「男の子なのにリカちゃん人形で遊ぶのが好きで・・。」
という悩み相談をされたら、その子が望むこと、好きなことをやらせてあげればいい・・・ごくあたりまえの答えでOK。
課題を探っていくと、すべては繋がっているのを感じます。
講座のなかでこんな感想がありました。
たとえば活発でサッカーが大好きなトランスジェンダー(からだの性は女)は、「将来なでしこジャパンだね~」と前向きにとらえられるのに、リカちゃん人形が好きなトランスジェンダー(からだの性は男)は親が相談にくる確率が高いなどネガティブにとらえられる
これに大学教授のI先生が解説してくれたことが、私のモヤモヤを晴らしてくれたのでした。
私が漠然と抱えていたモヤモヤは…
国を挙げて推進されている【女性活躍社会】について。
キャリア教育花盛り。
でも女性の社会進出を推進してみんな幸せになっているんだろうか…女性は子を産みたいと思えるのか、思った時に安心して産めて、みんなが安心して子育てできる社会になっていくのだろうか、ってこと。
(育てることはみんな出来るけど、産むことが出来るのは女性だけなので)
そこには男らしさ(=強さ)をヨシとする社会の在り方が関係していたのです。
業績主義の今の世の中では、男性社会に女性が取り込まれるだけで、区別をなくせばなくすほど強さをヨシとするようになってしまう。
女性の社会進出を推進する(輝くというきらびやかな言葉を冠につけて)だけでなく、男性も家に戻る(担う)という循環がなければ。
業績を上げること以外も評価の物差しとなるように変えなければ、みんなが大変になる。
(当然I先生の解説はもっと理路整然としていました)
そんなことから、先ほどの感想についても、ボーイッシュな女の子はポジティブに捉えられるのに、『女っぽい』ことをするのが好きな男の子はネガティブに捉えられるというのも、理解できました。
だからワークライフバランス(国民一人ひとりがやりがいや充実感を持ちながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる by wikipedia)が必要なんですね。
今はその過渡期。一方的なベクトルで(偏ったバランスで)物事を考えるのではなく、循環させていく、それが一巡していくことで、これから自分が生き方を自由に選べる時代にきっと変わっていくだろうと希望が持てました。すでに変わってきていますよね。
さらにこれから子育てはもっと多様化していくのではないかと期待しています。
帰りの新幹線まで少し時間があったので、遠鉄の北海道展に寄ってブルマンベーカリーのカレーパンとクルミレーズンパンを買いました。
他にも買おうと思ったものがあったような気がしたけれど、人混みに酔って分からなくなっちゃいました😅😅
人混みは苦手です。
ではまた~~~
メノポーズ座談会やります↓↓
こじんまり話しやすい人数(6名定員)とさせていただきました。
すでにお申込みいただいたり、検討してくださった皆さま、ありがとうございます
(残2名)
人の話を聞いてわが身を振り返る
または自身の体験を語ることで、誰かのお役にたつ
あるいはすっきりする・・・・のかな~
やってみないとわかりませんが(笑)私自身も当事者なので、とても楽しみです
(詳細はブログ読んでね~~↓)