NHK文化サークルの野菜教室は、午前中より始まります。
午後より幾分か涼しいかもしれませんが、場所が市街地の小高い所にあり、陽にあたりながら坂道を上がってくるのは結構大変です。
生徒さんも、熱心にそんな暑い中受講におこし頂き講義する側も嬉しい限りです。
さて、今回のテーマ食材は『トマト』と『パッションフルーツ』
トマトは全国的に1位の生産率を誇っている熊本で、又トロピカルフルーツの『パッションフルーツ』の生産も、結構上位です。
この日の講義担当は畠山さんと荒井さんです。
畠山さんは土壌に関してとても詳しい方なので、トマトそのものについての内容だけではなく、どのような土壌が栽培に適しているかなど、ちょっと家庭菜園にも役立つような情報もありました。
メディアで“トマト”がとてもダイエットに効果的であるといった情報があり、トマトジュースが店頭からどんどんなくなっていくといった状態。
実際に、市販品のトマトジュースと、搾り立てのフレッシュなトマトジュースを飲み比べて頂きました。
ご覧の通り、フレッシュなトマトをジュースにしたものとでは色が違うことがわかりますね。
最近は、市販品も塩や保存料を無添加にしたものがありますが、見た目だけでなく風味もフレッシュなものと加工品では違います。
次はパッションフルーツ。
最近では熊本県内のあちこちで作られるようになってきましたが、主流は熊本市の植木町になります。
生徒さんは、パッションフルーツをどこかで見かけたりすることはあっても、自ら購入してまで食べた事はないという方ばかり。
ハーフカットして、タネごと食べて頂きました。
トロピカルフルーツ特有の濃厚な香りと裏腹に、味は酸味が強く、初めて口にされた方はその酸味にびっくりされたような表情を浮かべられた方もいらっしいました。
荒井さんより、パッションフルーツのルーツについて、そしてそのまま食べるだけではなく、その酸味を活かした料理として、オリジナルドレッシングを作り、グリーンサラダにかけて試食して頂きました。
これも、日頃かけて食べるドレッシングとは違った香味に皆さんからご好評を頂いていました。
とっつきにくい野菜や果物も、ちょっとしたきっかけで食べて頂けるということを、今回とてもそれを感じました。
このパッションフルーツをご家庭で食べて頂けるよう1人2個ほどお土産に渡して終了しました。




