去年に引き続き、NHK文化サークルにて野菜ソムリエの会 熊本の有志による『野菜教室』が本日新年度開始されました。
受講者さんは、昨年度に引き続き再度受講される方や、菊池市や八代市など受講会場の熊本市から離れたところから朝早く受講にお越しになる方もいらっしゃって、受講される方の熱意を強く感じました。
昨年度は旬の野菜2種をテーマにし、レクチャーを行ってきましたが、今年度より野菜だけでなく果物もレクチャーすることに致しました。
以前は、野菜の一般的な情報に加えて、調理方法などを中心にしていましたが、今回からは野菜や果物を栄養面・摂取することによって健康にどのような影響をもたらすかということにウエイトをおいてレクチャーをすすめていくのも特徴のひとつです。
今月のテーマは『キャベツ』と『河内晩柑』
キャベツの選び方、基本的な栄養に関する情報・調理によって変化する栄養面などをレクチャー後、実際に春キャベツの生・冷凍保存したものに熱湯をかけたもの・塩揉みしたもの・部位に分けたものやイタリア原産の非結球キャベツ『カーボロ・ネロ』を茹でたものを食べ比べして頂きました。
キャベツの次は、柑橘フルーツ『河内晩柑』
一般的に『みかん』といっても様々に交配され新種が年々リリースされているだけあって、とても豊富。
『剥きやすいみかん』『剥きにくいみかん』『皮ごと食べられるみかん』・・・等分類して解説。
河内晩柑がどのような栽培されて、摘果されるまでのみちのりをオリジナルの図を使ってレクチャー。
キャベツと同様、レクチャー後は“和製グレープフルーツ”と称されているので、ホワイト種のグレープフルーツと、河内晩柑の食べ比べをして頂きました。
いずれも、香りがにかよっていて瑞々しくはあっても、食べた後に河内晩柑はほのかに甘味が残るが、グレープフルーツには多少苦みが残るといったご意見があがりました。
最後に、受講者さんに受講されてのご感想をうかがいましたが、「普段あまり食べ比べということをしないので、いい経験になった」とか、「珍しい野菜を口にしておどろきだった」などのご感想を頂きました。
来月は、第一金曜日がゴールデンウイークにあたりますので、5月はNHKでの講義はお休みになりますが、受講者でご希望の方は菊陽町の人参生産地にて現地研修を行う予定です。
(文責:古閑)