2018年10月12日(金)JR新宿駅新南改札外のSuikaペンギン広場で開催されているルミネアグリマルシェに野菜ソムリエコミュニティTOKYOが初参加しました。

今回は初回ということもあり、コミュニティTOKYOの役員3人 新代表の若林牧子さん、増田純代さん、そしてわたくし飯田恵美子が担当しました。

 

出店の目的は、日本野菜ソムリエ協会からの依頼もありましたが、野菜ソムリエコミュニティTOKYOで東京産の野菜や野菜・果物を使った加工品の魅力を一人でも多くの人に知ってもらい、買って食べてもらえる活動をしたかったから。さらに東京で育った野菜たちを、東京に住んでいる人たちにも食べていただき、東京でも「地産地消」ができることをご体験してほしかったからでした。

今回の出店に際し、野菜ソムリエコミュニティTOKYOは、すでに用意された野菜を並べて販売するのではなく、私たち自身がすべて一からのスタートとなりました。

ご協力いただく東京の生産者さん探しからはじまり、加工品などは生産地から私たちが運び、販売価格を決め、お店のレイアウトやディスプレイに至るまで、最初から最後までコミュニティTOKYOの野菜ソムリエが動いて作り上げたマルシェだったのです。

もちろん、このマルシェの趣旨をご理解いただきました生産者の方々、ルミネアグリマルシェを運営するスタッフの方々及び日本野菜ソムリエ協会のご協力があったからこそ実現できました。

 

私はいつも野菜ソムリエとして野菜の販売だけのマルシェのお手伝いをしておりますが、今回のように仕入れから、輸送、売り上げをあげるために仕入れ値からの販売価格の設定など初めての経験ばかりでした。これを生産者さんは毎日続けられているかと思うと、大変な作業であることを知れただけでも大変勉強になりました。

 

今回はトライアルとして、1日だけの開催でしたが、前日から私たちはドキドキワクワクしていました。

配送された野菜たちが届いているか、ちゃんと販売できるか、東京産の野菜(今回は準備期間が短かったので東久留米市産の野菜や加工品に限定しましたが)の魅力をしっかりとお伝えできるのか等々、不安と期待の入り混じった気持ちでコミュニティTOKYOを代表する野菜ソムリエとして当日を迎えることに。

私たち3人ともキャリーバック持参で産地である東久留米市まで行き、生鮮野菜以外の野菜や加工品をピックアップして新宿に向かいました。会場には東久留米市にある篠宮農園さんの「ひとしの野菜」が届いていました。これで、販売する野菜が揃いました。前日が少し蒸していたので、篠宮さんもコマツナやホウレンソウなどの葉物野菜があるため、クール便で送ってくれました配慮に、生産者の方の野菜に対する愛情を感じてしまいました。

 

葉付きニンジン、カブ、ラディッシュ、小松菜、ホウレンソウ、サツマイモ、生落花生、ショウガなど全て東京の東久留米市で育てられた野菜と、東京で育てられている柳久保小麦。こちらは小麦粉・うどん・ラーメンの商品として販売しました。柳久保小麦は、うどんなどの麺類やお好み焼きやもんじゃなどの和食に向いていますが、今回は、さくさくした食感がおいしいスコーンをディスプレイとして用意。スコーンのレシピも準備して、気軽に使っていただけるようアピールに努めました。

 

東京江戸川区で生まれたという小松菜を使った焼きドーナッツも東京らしいお土産として大好評でしたし、

おおまさりの生落花生は、ある生産者の方からうかがった美味しい茹で方のレシピをお渡ししながら販売したら、あっという間に完売となりました。

 

そして、私が一押しする加工品は、東久留米市の特産品として売り出し中の「東京ジャム」。ほとんどの果物が東久留米産で、素材もできるだけ無農薬のものを使い、ジャムも添加物を使用しない手作りジャムは、食材をダイレクトに感じさせてくれる素朴な味と上品なほどよい甘みが特徴です。その季節に合わせたジャムを作っていて、今回は、梨・ブルーベリー・ハナビーチ(花桃)・トマトジャムをご用意していただきました。

珍しい花桃のジャム。実はこのジャムの生産者の野崎さんがこのマルシェにご家族でいらして下さり、直接生産者の方から、花桃ジャムが出来るまでのお話を伺いました。花桃ジャムは、桃の節句に飾る切り花用の花桃の樹にみのる小さな桃の実をたくさん集めて作ったジャムで今年初デビューしたそうです。普通の桃のジャムより濃厚な味に仕上がっています。

ジャムといえばパンにぬったり、紅茶に入れたりしますが、この東京ジャムは炭酸水に入れても美味しくいただけます。

 

 

 

このようにメイドイン東京の野菜や野菜・果物の加工品は珍しく、足を止めて野菜の説明から美味しい食べ方などを野菜ソムリエならではのトークでお話させていただき、真剣に聞いていただくお客様も多かったのが印象的でしたし、嬉しかったです。

 

 

おかげさまで、生鮮野菜は完売できましたが、野菜などを販売して利益を上げることがどんなに難しいかを知り、そして、今回は台風や大雨の影響で野菜にも被害がでている現状を実感し、生産者さんのご苦労も身近に感じる貴重な機会になりました。と同時にやってみたからこそわかったことも大変多く、沢山のことを学ばせていただきました。

 

このルミネアグリマルシェにて、コミュニティTOKYOは11月2日(金)~4日(日)も出店いたします。

この時には、野菜ソムリエコミュニティTOKYOの会員の方にもお手伝いをお願いして、みんなで東京の野菜を販売して盛り上げていこうと思います。

応援にかけつけてくださいました野菜ソムリエ仲間&コミュニティTOKYOのメンバーのみなさん、日本野菜ソムリエ協会のみなさん、そしてたくさんのお客さま、本当にありがとうございました!

 

レポート:野菜ソムリエプロ 飯田恵美子