長いニンジンに出逢いました! | 野菜びより

長いニンジンに出逢いました!

びっくり⁉️
長い長いニンジンに出逢いました。

「道の駅サラブレッド新冠」で見つけた長ニンジン。お店の人は「これでも短い方だよ」という。これで短い❓
嘘でしょ!


おうちに帰ってから綺麗に洗い、購入した3本のうちで一番長いものを測ったら43.5cmもありました。

誰がどのように育てているんだろう。

気になってしまい、連休明けの3月23日朝、袋に書いてあった小さな電話番号に連絡してみました。「見学させてほしい」

北海道は5月にタネをまき、収穫は11月。だからニンジンは昨年11月に収穫済みのものを、湿度や温度管理した倉庫で土をつけたまま保存したものを順に出荷しています。

馬産地で有名な新冠町の藤田牧場農園の藤田さんは73才。
父親の代は馬も育てていましたが、藤田さんが43才の頃から、地域で野菜の栽培が始まり、藤田さんもナガイモとゴボウの栽培をスタート。

ナガイモやゴボウに適した土壌は排水がよく、地層が深く石がない。合っていたんですね。
トレンチャーという専用の溝を作って土を深く掘る機械で畑作り。
馬の堆肥もとてもすばらしく、藤田さんのゴボウは太くて長くてみずみずしい。
今栽培しているナガイモは「佐藤政行種苗」の「ねばり芋」。ナガイモと山芋をかけ合わせた、長さ50〜60cmにもなるねばりの強いナガイモ。どちらも大人気です。
「ナガイモやゴボウがうまく作れるなら」と始めたのが長いニンジン。
「昔のニンジンはみんな長かったよ」と。
彼が使っているタネは固定種の「国分鮮紅大長」。群馬県の伝統野菜らしい。

お土産にいただいたゴボウとニンジン。
ゴボウは92cm、ニンジンは71cmもありました。

長さを生かした料理は?
ピーラーでスライスし、ちょっと茹でてー
あとはパスタのカルボナーラを作る要領でささっと!
ニンジンのカルボナーラの完成です🥕

「ニンジンね、馬も食べるけど、子馬の時に食べさせないと大きくなってからは食べない馬が多いんだ」。へー。人間と同じだわ。
「それに比べてゴボウはよく食べる。なんだろうねー」。おもしろい話。体が求める成分があるのかなぁ。

長さを生かしたゴボウ料理。何があるかなぁ?