8月21日(土)の夕方、
ホテル療養施設の看護師さんから「入院先が見つかりそうなんですけど条件があるんです。そこの病院は重症化に対応してないので、もしエクモ等が必要になったら転院しないといけなくなるのですが、それでもいいですか?」
。。。そ、そんなコトいわれても💦
正直なんて答えればいいか。。。
とはいえ、ゆっくり考えてる時間はなさそうだし、とりあえず了承して入院できるように手配をしてもらう。
しばらくして看護師さんが「20時に救急車来ますから、準備しましょう」といって、適当に荷物をまとめてくれた。
時間通りに救急隊の方がやってきて、救急車まで車椅子で運んでくれたのだけど、内心申し訳なさで心がいっぱいだった。
東京には息も絶え絶えの状況なのに搬送先が見つからないでいる方々がたくさんいるのに、ワタシなんて。。。そんな気持ちでいっぱいだった。
思い返せば保健所の職員さんが「今の状況だと自宅療養から入院というのはスゴく難しいんですけど、ホテル療養からだと比較的調整つきやすいので。。。」とおっしゃっていたのは本当だった。
杉並区の自宅から西新宿のホテル療養施設に入り、入院先は八王子で見つかった。夜間、救急車で約50分かけて病院に到着。
救急入口で防護服に見を包んだ看護師さんに迎えられ、その場ですぐにMRIとレントゲン撮影。
服を着替えたり等の処置も受け、ストレッチャーに乗せられて病室へ。。。胸の数カ所に心電図モニターの電極を装着され、レントゲンで肺にモヤがあるのが確認されたので酸素吸入措置を受ける。
点滴と酸素吸入の管が繋がれたとたん、けっこうすぐに体はラクになった。
これが医療の力かぁ。。。
改めて、本当に思った。
こうして適切な処置を受けられるだけで、きっとたくさんの救われる命があるんだ。
自宅で療養なんかできるワケなくて、
例え軽症でも通院治療はすべての人が受けられるようになるべきだと強く思った。
発症してから毎日嫌というほど繰り返してた高熱も、点滴と同時にピタリとおさまった。
高熱が出ないので、激しい頭痛と悪寒もどんどんおさまっていった。
すべての症状が魔法のように消えたワケではないけれど、ライフメーターは確実に一気に回復した。
そして23日の月曜日。
回診に来てくれた医師から意外にも「経過が良いのでこのままいけば水曜日には退院できるかも」と言われる✨
入院して4日目に退院なんて!!!
めちゃめちゃ嬉しすぎる!!!
とはいえ、肺に炎症が残ったままの退院なので、自宅に帰ってもしばらくは安静にしてなきゃいけないんだけど、とにかく貴重な病床を今必要としてる方に譲ることができるのは本当に嬉しい✨
こうして限りある医療資源をなるべくみんなでシェアして、助かる命が当たり前に助けられる状況に改善してほしいと心から切に願います。
予定では明日退院だけど、今回デルタ株に感染してみてたくさんの気づきと反省と学びを得られたのは宝物だったなと思っている。
そう思えるのも、ワタシに救いの手をさしのべてくれた方々の存在のおかげ。
この感謝の気持ちを忘れず、
これからの生活で人のお役に立てるようにすることで少しずつ還していきたい。
コロナが突きつけたモノはえげつないけれど、かけがえのない大切なものに気づけた機会だと思うと素直に感謝の気持ちにもなれる。
とはいえ、
この苦しみは誰にも味わってほしくない。
必要としてる人すべてに
適切な医療が施される当たり前の日本であって欲しい。
そして一日も早く、
この地球からコロナがバイバイする日が来てほしい。
みんなが安心して笑顔で生きることができる社会をつくるのは、一人ひとりの努力から。。。