ドイツに3年、ヨーロッパにかれこれ12年住んでいるのに、ドイツ最大の観光地、ノイスバインシュタイン城に行ったことがありませんでした。去年の11月頃、鉄道料金も超早割で安く、お城の入場チケットもギリギリ買えたので(オフシーズンなのに人気に驚き)、宿も取って体調万全にしていた時に飛び込んできたのがドイツ鉄道のスト。
実はスト中も、少数の運行便もあり、仕事後に駅に向かうつもりで取った、19:05発(0:20着)はなんとか運行予定。しかし当てにならないので長距離バスを保険のつもりで取りました。鉄道の超早割より高い、46.50€でしたが、行けなくなったら入場料もホテル代も返って来ないので仕方ない。

そして前日の夜、乗るはずの電車もキャンセルになっていました。


鉄道の方は返金もできるし、別便に振替も可能。走っている電車があればですが。(後日使用も可能)


残るは保険がわりに予約した14:15発のフリツクスバス(9時間横4席の観光バスタイプで座りっぱなし。渋滞が予測できるので到着は恐らく0時を大きく越え、バスターミナルからホテルも結構ある)か、時刻表を見る限りその日に2本しかない直行のうちの一本、14:30に出る、この日最終のミュンヘン行き。(本当に走るのか、乗っても途中で運転打ち切りになるか、読めない)


散々迷いましたが、フリツクスバスのキャンセルで25%だけ返ってくるリミットの14時前に、ハンブルグ発の電車が2駅前までは来ていると表示しているアプリを信じて、電車にすることに決断。


10分遅れくらいでやってきました。


乗ってからも、ここで打ち切りのアナウンスがないか怖かったですが、他の電車がほぼ走らない中、遅延も取り戻して、ミュンヘン駅に8時過ぎに到着しました。


これが金曜の話です。急遽午後半休、不要な有給0.5日と、フリツクスバスの32€が、損失。この日は駅そばのビジホに泊まりました。


翌日はまず、2時間かけてローカル線で、フュッセンへ。そこから1時間に1本の、シャンガウ行きに乗り、お城を目指します。

途中からは雪景色。


この線は単線で対向が遅れるとこっちも遅れます。途中二駅か三駅かで、遅れている対抗の待ち合わせのため長時間停車。



到着したのはバスの定刻の5分後。30分余裕を持てるよう早起きしたのに…と思っていたら、バスは電車の到着を待って出るスタイルだったようで。


乗客はインド系と中国系が多かったです。


お城この写真の背後に僅かに見える)までは、歩きか馬車。シャトルバスは雪のために運休でした。

せっかくだから8€払って馬車に。同席は日本からの団体観光客さん。バス移動なので鉄道ストとは無縁だったらしく、ストさえ知らなかったけど、実害なければ知らないですよね。


お城までは歩きで30-40分、馬車はその3/4くらいを登ってくれます。お城もかなり近くになりました。



残りはそこまで急でない坂道を10分弱。柴ちゃんも登山中。


チケットの予約時間表示がある最後の休憩スペース。下から歩いた人はこのあたりで休憩したいと思うような場所でした。



下界は広々とした農地に湖が見えます。


途中予約時間に間に合うかな?と言う不安が過りましたが、着いて見たらかなり早目。マイナス3℃くらいの中、待つことに。


次回に続きます。