メモ:jJEom8Ii3Eの妄言より(2010/02/15) | vector_phallanxのブログ

メモ:jJEom8Ii3Eの妄言より(2010/02/15)

代表戸締役 ◆jJEom8Ii3Eの妄言
http://blogs.yahoo.co.jp/daitojimari

書籍『本当にヤバイ!欧州経済』の著者(渡邉哲也 氏)のブログ
三橋貴明氏とタッグを組み、データを用いて分析するスタイルは非常に説得力があります。
ブログも非常にシンプルな構成で読みやすいです。
ここではタイトルと同氏が特に注目している記事の見出しを主に抜粋します。

」は渡邉哲也氏がコメントを書いている記事もしくは記事に赤字で注目箇所を記しているもの




■2月15日
第796回 今週の予定 欧州金融機関決算集中週


(トップニュース)
ユーロ圏財務相会合、ギリシャ支援具体策協議しない=関係筋
http://jp.reuters.com/article/JPbusinessmarket/idJPJAPAN-13874820100213
(渡邉哲也氏の切り抜き)

ユーロ圏の財務相は15日の会合で

ギリシャ支援の具体策については協議しない見通し。会合の準備をしている複数の関係筋が12日明らかにした。
会合にかかわるユーロ圏関係筋は、ギリシャ支援の具体策が話し合われる可能性について「ない。まったくない。早過ぎる」と述べた。


米大統領、ペイゴー原則盛り込んだ連邦債務上限引き上げ案に署名
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-13874620100213
(渡邉哲也氏の切り抜き)

オバマ米大統領は12日、

邦債務上限を14兆3000億ドルに引き上げるほか、

新たな支出に歳出カットなどの財源確保を義務付けるペイゴー原則を盛り込んだ法案に署名し、法律として成立させた。

ホワイトハウスが明らかにした。
2009年12月に設定された従来の連邦債務上限である12兆4000億ドルは数週間のうちに超過する見通しだった。


中国預金準備率、今年前半に18%まで引き上げも-シティの沈氏
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=aqz4JQCmOFmo
(渡邉哲也氏のコメント)

今年に入り、2度の金融引き締めを行った中国、中身はひどい状況のようですね。


北京の商業スペースの半分は空室状態か-バブル崩壊間近との見方も
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920021&sid=aVYaSNRHBuHE
(渡邉哲也氏の視点)
切り抜き:

中国市場でバブル崩壊が近付いているとみている。同氏は北京の空きオフィスビルのスライドショーを自身のパソコンに保存し、米ゴールドマン・サックス・グループなどの金融機関が連れてきた顧客に見せている。その数は55件に上り、さらに10件以上が空きビルになる見通しだという。
、「彼らに供給過剰の大きさを印象付けるためにこれらの写真を撮った」と説明。同氏は北京の商業用不動産スペースの約半分は空室状態にあると推測する。これはドイツの5大オフィス市場で09年に貸し出された総面積を上回るという。同氏は2002年から北京に在住している。
コメント:

この記事では北京が出ていますが、北京以上に価格が上昇していたのは上海、5月の万博が終わるまで持つのでしょうか


消費税含む税制議論、3月から開始へ=菅財務相
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-13879920100214
(渡邉哲也氏の視点)
切り抜き:

菅財務相は、増大する社会保障費の財源問題に関連し、

「衆院で2010年度予算が通過すれば、本格的に税調に動いてもらう。

その中で所得税、法人税、消費税、環境税の本格的な税制議論について3月には始める」と明言した。
2011年度からの子ども手当の満額支給(1人当たり月2万6000円)に財務省の副大臣が慎重な発言をしていることに対しては

「マニフェスト(政権公約)の実現に向けて努力することが大事だ。

当事者の財務省の副大臣が、(満額支給は難しいという)発言をするのはよくないと注意した」ことを明らかにした。
コメント:

埋蔵金はどこに消えたのでしょうね。そして、マニュフェストは何だったのか?


(今週の予定)

(渡邉哲也氏のコメント)
今週は欧州の金融機関決算集中週です。()は予想1株利益
16日(火)
バークレイズ (0.206ポンド)
ドイツ証券取引所 (3.176ユーロ)
17日(水) 
BNPパリバ (4.915ユーロ)
INGグループ (0.065ユーロ)
18日
アクサ (1.484ユーロ)
ソシエテ ジェネラル (0.741ユーロ)
スイス再保険 (1.776スイスフラン)




(コメント)
equus

PIIGS救済問題で話題になるLisbon条約の条文。
Article 122:
http://www.lisbon-treaty.org/wcm/the-lisbon-treaty/treaty-on-the-functioning-of-the-european-union-and-comments/part-3-union-policies-and-internal-actions/title-viii-economic-and-monetary-policy/chapter-1-economic-policy/390-article-122.html

・equus
Lisbon条約のArticle 125:
http://www.lisbon-treaty.org/wcm/the-lisbon-treaty/treaty-on-the-functioning-of-the-european-union-and-comments/part-3-union-policies-and-internal-actions/title-viii-economic-and-monetary-policy/chapter-1-economic-policy/393-article-125.html

・med
戸締様
先日はギリシャの件、ありがとうございました。
よーするにユーロ脱退の可能性は否定できないってことですね。
ギリシャは最初から粉飾していたみたいだから、遡って無効とかありそうですね。
ところで、中国ですがさる方が、
「中国のバブルがはじけることはない」との意見をされていました。
正確に書くと、
中国共産党が現在の繁栄をバブルと認めることはないし、ましてやバブルがはじけたなどと認めるはずがない、という意見です。
ですから、対外的には、訳のわからん形で、終息するだろうと。

まあ、中国進出企業が泣きを見るのは当然という話で、中国進出なんて止めとけって話なんですが。


・equus
Goldman Sachsが長年に渡ってギリシャの財政赤字の粉飾を助けてきた件、
昨日のコメント欄で紹介した記事の2頁目、
http://www.nytimes.com/2010/02/14/business/global/14debt.html?pagewanted=2
について補足情報。
2001年設立のAeolosをNational Bank of Greeceに売却後、2008年にリストラクチャリングしてTitlosに移しました。

動機はEurostatからの隠蔽かと。そのTitlosのprospectusです。
http://www.nbg.gr/wps/wcm/connect/15263e004048269f9221b7b2161bbf5d/001+-+NBG+Repack+-+Titlos+-+Prospectus.pdf?MOD=AJPERES&CACHEID=15263e004048269f9221b7b2161bbf5d&CACHEID=4f51dd00404824f1a23fb6c6d0ee958c


・Antithesis
med様
>よーするにユーロ脱退の可能性は否定できないってことですね
さてどうでしょうか?
確か、紙幣は分離できても電子マネーは分離できない問題があったような…
この辺がユーロの悩ましいところでしょうね。
>「中国のバブルがはじけることはない」との意見をされていました。
中国共産党に関してはやりそうですね。
ただ、それ以外では普通にバブル懸念が報じられていますから、各種指標が続落し続ければバブル崩壊と断じるでしょう。
まあ、大本営発表が基本の日本マスコミは追従するかどうかは分かりませんが。

・Antithesis
>埋蔵金はどこに消えたのでしょうね。
菅君に言わせると埋蔵金はあるようですよ。
ただちょっと米国債を換金しないとダメですが。
もっとも原資は政府短期証券だから償還しなくちゃならんし、恒久的予算になりえないのですが。
以前ロイターあたりで叩かれていたと思いますが…懲りませんね。


・gra*h_j*
>「中国のバブルがはじけることはない」との意見をされていました。
バブルが弾けても、中国が認めることは無い、と言うことですね。言葉は正しく使わなきゃ。

・笛土
こんばんは。
昨日の記事で、
>ユーロ圏は分裂に向かう、各国は「高過ぎる通貨」の人質-ソシエテ
>ユーロ圏内での競争力の低さを打ち消すには、数年間に及ぶ相対的(あるいは絶対的な)デフレが必要になるだろう。
他のエコノミストもデフレで均衡させるという同様のコメントがありますが、

現実問題として、為替レート調整なしにデフレだけで経常収支を黒字化(=対外債務を減らす)することができるかちょっと疑問です。
例えば、為替が20%円安(90円→108円)になり、海外から観光客が増加するのは想像できますが、

同一通貨ユーロで、20%サービス価格を下落させて観光客が増えるという事態は想像困難です。
恐らく、20%の下落のためには、賃金はそれ以上、例えば30%の下落が必要で、許容できないでしょう。
結局、経常収支が黒字化するには相当期間かかり、

その間は対外債務は増え続け、誰かがファイナンスする必要があるのでは。

あるいは、黒字化せずにどこかで徳政令。


・やまちゃん
戸締役様、皆様こんばんは~皆様駄コメへのレス感謝します。勉強になります。

それにしてもマサチューセッツの普通の人、人気があるようですね。
今後に要注目かも知れません。
ンマ、それはともかく、中国のそれは『子供の屁理屈』に聞こえるような。
誰が見てもバブルだろうがよ。それ。
…ただ、バブルの発生とその崩壊は、今の経済システムが抱える最大の問題だろうから、

一概に支那政府を一方的糾弾するのもどうかという見方も出来る…

が、ただし、支那の奴らがそれなりにマトモなら…と云う注釈付きだが。
それより、ギリシャ問題も、独逸はどうするのでしょうか?
スペインとイタリア、東欧問題にどう波及するか読めないだけに、思案のしどころでしょう。

理想的にはGSを血祭りに上げてギリシャ政府内主要メンバーの首を何人か取って矛を納めるのが良いと思うが…

さてはて実際にはどうなることやら。


・equus
Goldman Sachsが、デリバティブの一種であるcross currency swapを使ってギリシャ政府の財政赤字の粉飾を助けてきた件、

Eurostatが追求しています。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601087&sid=auAuXV49KBWY
ギリシャ政府に対し、今月末までに詳細情報を提出するようにと。

ただ記事にあるように、必ずしもルール違反ではないのです。

Goldman Sachsの広報担当は、説明を求めるBloombergに対してレスポンスしていません。

今日はPresidents Dayなので、米国は休日というこもあるかも。


・equus
ギリシャやイタリアの財政赤字の粉飾を Goldman SachsやJPMorganが助けて来たことが明らかになりました。

欧州からみると、米国のsubprime 証券で大変な目に遭っていますから、「またかよ」と。
支那と米国は、一見すると、よく似ているんですよね。

支那は毒食品、毒薬品、毒玩具、毒支那人、毒統計数字などを輸出し、

米国は毒米国債、毒証券、毒デリバティブ、毒greenbuck、毒情報を輸出すると。

世界中で自分たちが嫌われる理由が分からないところまで似ています。

自分が住んでいるからかもしれませんが、米国は情報がオープンで、多様な意見があり、自浄作用もありますから、

支那なんか比較にならないほどマシだと思っていますけどね。


・洗車男
equus様、いつもありがとうございます。
>バランスシート不況では、利益の最大化よりも負債を減らすことに

>優先順位が移り、金融システムからお金が出ていかなくなるという

>話から始まる理論だと思います。
お金がまわらないのに金融政策で供給を増やしても、投資・消費に回らないから、デフレとなるのでしょうね?

ユーロ圏はインフレなのでしょうか?
カナダ・オーストラリアをはじめとする資源国でも、
資産バブル崩壊なのでしょうか?
最近、原油価格、やや上昇していると思ってたら、
2月15日にアメリカ30年債の入札があったのですね…


・equus
OECD のサイトで Unit Labor Costを調査。
http://stats.oecd.org/Index.aspx?DatasetCode=ULC_QUA
対象はTotal Economy、

季節調整済みで、2005年を100として、2000年と2008年の比較。
2000 2008
Germany 100.3 100.2
Greece 87.7 109.5
Ireland 84.4 109.8
Italy 85.8 107.7
Japan 114.7 101.0
Spain 86.3 111.7
U.K. 87.7 107.8
Euro圏 92.0 105.9
PIIGSが競争力を失うのは当たり前で、20%くらいは賃下げが必要かも。

ドイツは、もう少し賃上げして、内需拡大しないと。

あと、年金支給年齢のEUR圏内での調整も必要でしょう。

最も必要なのは、こういった歪みを取っていくための仕組み


・'(ェ)`)ドクマ
消費税は4年間議論もしないと言った鳩山。
景気が回復したら(予定3年)、消費税アップの議論をさせて欲しいと言った麻生さん。
甘い言葉をささやくのは、天使ではなく悪魔だとはよく言ったものです。

・equus
>お金がまわらないのに金融政策で供給を増やしても、投資・消費に
>回らないから、デフレとなるのでしょうね?ユーロ圏はインフレな
>のでしょうか?
M3が酷いことになっているような。
http://sdw.ecb.europa.eu/home.do?chart=t1.2
銀行からみると、リスクを取って貸し出したい相手が少ない。

非金融企業からみると、負債が巨大で、利益の最大化よりも負債の最小化を優先。
http://www.ft.com/cms/s/0/9548d2a8-1637-11df-8d0f-00144feab49a.html
米国は家計の負債が問題、EUR圏は非金融企業の負債が問題。
インフレですか?ちょっと前までデフレになりかけていたのがインフレに持ち直したような。

http://sdw.ecb.europa.eu/home.do?chart=t1.1
しかし、対USDでEURが下げていますから、コストプッシュインフレじゃないかも。


・ポン酢
最近、中国のバブルが破裂するかも…という話をよく聞くようになりました。
中国バブルというのは、どれぐらいの規模なんでしょうか?
中国がどうなろうと知った事ではありませんが、

あまりに大きなバブル崩壊が起きれば、世界や日本も大打撃を受けるのではと心配です。


・chocomon
時事通信さんによると、個所付けの全容が判明したみたいですね。
道路予算、陳情の有無で格差=民主版個所付け資料の全容判明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100215-00000115-jij-pol
まぁ、今更触れるのもアレですが。。。

・equus
私のコメント、日本語がおかしいですね。まだ真っ昼間なので、酔っ払っているわけではないのですけど。
>最も必要なのは、こういった歪みを取っていくための仕

最も必要なのは、こういった歪みを取っていくための仕組ではないかと。
>しかし、対USDでEURが下げていますから、コストプッシュインフレじゃないかも。

しかし、対USDでEURが下げていますから、コストプッシュインフレじゃないかな。


ところで、ただの妄想ですけど、支那の資産バブル崩壊は、short sellerの腕の見せ所。

みんなwktkして待っているんじゃないかと。

太った豚の屠殺なんて、めったにないですから。

支那にのめり込んでいる企業、ビジネスを過剰に依存している企業が狙い目。

日本にもターゲットがたくさんあるような。


・equus

IMFの元チーフエコノミストのSimon Johnsonさんが、Goldman Sachsは

徹底的に調査されるべき、そして糾弾されるべきという論調のエッセイを書いています。
http://baselinescenario.com/2010/02/14/goldman-goes-rogue-%E2%80%93-special-european-audit-to-follow/
他のブログだったので、紹介を躊躇しましたが、

ここから過去の経緯を詳しく述べたサイトへのリンクが豊富なので、紹介しました。

最終的には、欧州各国政府との取引の停止まで行くかもしれません。

20年前にSalomon Brothersの前例があります。

Obama 政権のWall Street派、SummersさんとGeithnerさんが抵抗するでしょうけど。


・equus
>北京の商業スペースの半分は空室状態か-バブル崩壊間近との見方も
英語記事のほうが詳しいです。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601109&sid=a6i2PSZD.Jr4
"Dubai Times 1000"というフレーズは有名になりました。

記事によると、昨年11月末で建築中の商業用不動産スペースは、

ドバイの世界一高い160階建てのBurj Khalifas の6800個分に相当すると。
もっとやれー。もっと不良資産を作るんだぁー。

GDP11%越え成長は確実!


・equus
Goldman Sachsがギリシャの財政赤字の粉飾を助けた件、2003年7月に報道されています。
http://www.risk.net/risk-magazine/feature/1498135/revealed-goldman-sachs-mega-deal-greece

・ymk20004
おはようございます。
スペインが、このところ注目を浴びてきましたね。
Wirtschaftsblattで、Club Medの債権が取り上げられたのは初めてかもしれません。

オーストリアの国内行が保有しているギリシャ、スペイン、ポルトガルの債権は総額132億ユーロ。

このうちスペインが68億ユーロあるそうです。

(2009年9月の数字。Bank Austria とHypo Alpe Adrriaは、イタリア、ドイツに属するので含まれていません)
http://www.wirtschaftsblatt.at/home/oesterreich/wirtschaftspolitik/408254/print.do (独)


・ymk20004
ギリシャ統計局の数字、これは信用していいのかなw
ギリシャの10年1月の消費者物価上昇率は、前年同月比で+2.4%
http://www.statistics.gr/portal/page/portal/ESYE/BUCKET/A0515/PressReleases/A0515_DKT87_DT_MM_01_2010_01_F_EN.pdf
2009年12月の輸入物価指数が前年同月比+6.3%なので、じわじわ物価上昇の兆しが出ているようです。
http://www.statistics.gr/portal/page/portal/ESYE/BUCKET/A0503/PressReleases/A0503_DKT18_DT_MM_12_2009_01_F_EN.pdf