仙谷由人国家戦略担当相と枝野幸男行政刷新担当相は4月19日、経済連携協定(EPA)で来日したインドネシア人の介護職員が働く「えびな南高齢者施設」(神奈川県海老名市)を視察し、入居者や現場職員らと懇談した。

 視察は、行政サービスを提供している職員の提案を受け付ける「職員の声 ハトミミ」に「EPAで来日したインドネシア人やフィリピン人の介護職員の国家試験の機会が少なすぎる」などとする意見が寄せられたことを受け、企画された。
 
 特別養護老人ホームなどを運営する複合施設「えびな南高齢者施設」を訪れた仙谷国家戦略担当相と枝野行政刷新担当相は、浦野正男理事長から、施設の概要やインドネシア人の介護職員の業務内容などについて説明を受けた上で、同施設で働く2人のインドネシア人介護職員と懇談。日本で働く際に苦労していることや、変えてほしい制度などについて話し合った。

 これに先立ち枝野行政刷新担当相は、高齢者ケア住宅と保育所が一体となった「ヘルスケアタウンにしおおい」(東京都品川区)を訪問。廣江研理事長から説明を受けながら、小中学校の統廃合で使われなくなった校舎を転用した施設を視察し、入居者らと懇談した。


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