夕闇に浮かぶヘルメット尾灯、車体尾灯を周囲に感じながら、第1ウエーブの集団から離れないように走ります。
坂が嫌いの辛いの言っている場合ではありません。離れたらThe End
普段、決してかける事の無い登り坂での太腿への負荷もかけざるを得ません。
夜間にどれだけ距離を稼いでおくか、は共通の認識に思える程に平坦での平均速度は35Km以上で駆け抜けています。
PC1を通過しても、ルートラボのルートには合致しません。
集団はPCを最小限のチェック時間だけで通過していきます。
まるでアタックをかけたように集団から飛び出した人を再び集団が吸収したり、集団からはいつしか一人抜け二人抜けしていたり
まるでロードレースの様なありさま。
一人孤独に走ると思っていた今回のブルベですが、ルートラボ、キューシート共に旧バージョンだったためにDNFしたくない一心で集団に食いつく事で返ってワクワクする楽しいものとなりました。
PC2以降は漸くルートラボ上に乗って来ましたが、せめて勝浦のPC3迄は出来るだけペースを崩さないで走ってみたいと思いました。
気温17℃
ついこの間の猛暑はいったい何だったのだろう、と思うほど涼しい。
というより、鼻水が・・・。
防風ジャケットを兼ねた反射ベストにして良かった。
満天の星の中、きらめく海と波の音を聞きながら、ひたすらペダルを回します。
勝浦に向かう峠道に差し掛かる頃には流石に集団はばらけ、時折一人二人と遭遇する程度に。
距離どれくらいだろう。
漆黒の峠道。ヘッドライト二灯にヘルメットライトも点けて対応しました。
三灯合計3100lm。
これだけ使えば流石に明るい。
何かが出てきそうでペダルを回す足は止まりませんでした。
夜も白々と明けた頃、九十九里に到達。