私にとって踏み込むペダリングは筋肉の持続性が保てないのと、膝間接を中心とするために膝に負担をかけ、その結果痛める危険性が高くなるのでメインのものではありません。

それでもハムストリングを休ませなければなりません。

こんな時、休むダンシングが自由にできたら、尻の痛みの解消にもなるのですが、未だ未だコツがつかめません。


足尾に入ってからは雨は小降りになっています。

このまま上がってくれればよいのですが・・・。

{49CE166F-37D3-459E-90ED-55FEC0D12561}


サドルから時々腰を上げ、尻を解放しますが、あとは我慢、我慢です。

IさんもA君も同じ状況のようです。


いいかげんだらだらの上り坂が嫌になった頃、トンネルが見えてきました。

日足トンネルです。

あれを抜ければ日光市内迄ずっと下り坂になります。

私にとっては救いのトンネルです。


はっきり言ってトンネルの中はあまり好きではありません。

音が異常に反響して、自転車であっても車が走っているかのような走行音に聞こえます。

まして、車どころかトラックでも走っていようものなら、その大爆音たるや凄まじいものです。

それでも雨にあたらず、照明によって視界が十分に確保されているというのはありがたいものです。


トンネルに入った途端、緩やかなダウンヒル状態になり、過去に緩い坂道で落車経験のあるA君が遅れ始めます。

トラウマというものはそう簡単には抜けないものです。


長いトンネルを抜けると雨が強くなっていました。

この状況も手伝ってA君は慎重に下って来ます。私はハンドルに付けた3,000Lmのライトをメインに、前輪車軸の延長に取り付けた1,000Lmの二灯を装備していますが、それでも雨の路面に光が吸収されて灯りが足りません。

乾燥路面では十分と思われた合計4,000Lmでも、雨の濡れた路面では非力です。

灯火の増設は今後の課題です。