添加物は体に悪いか? | vapesick公式ブログ

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E-Juiceブランド「VapeSick」公式ブログです

こんにちは、シッキーです。


Vapeの健康リスクが議論されることは少なくなく、また、Vape愛好者の中にもリスクを懸念する方がいるのではないかと思います。僕もその一人であり、また、E-Juiceを作り販売する者の責任として、この問題は決して無視してはいけないものだと考えています。


実際のところ、E-Juiceというのはいわゆる化学合成された物質を原料として使用することもあり、天然由来のものだけが採用されているとは限りません。E-Juiceの原料として多くを占めるプロピレングリコールもそうですし、グリセリンにしても天然由来のものとそうでないものに大別されます。香料についても同様です。


プロピレングリコール(PG)やグリセリン(VG)は、食品添加物として幅広く使われています。防菌・防カビ効果や抗酸化効果があるというのがその理由です。市販のおにぎり、お弁当、さらには医薬品や化粧品にも使われています。現代においてこれらの摂取を避けるというのは難しいというのが現状でしょう。


これら添加物の摂取は人体にほぼ無害とされていますが、何事にも限度というものがあります。薬だって大量に服用すれば毒になりますし、水だって塩だって砂糖だって何でもそうです。そういう観念からすると、日常の中で摂取する食品添加物というのは過剰に摂取さえしなければ、人体への有害性はほぼ皆無であるということがわかります。E-Juiceも同じですが、電子タバコ用としての用途に限られます。もしE-Juiceを何本も飲んだら、体調を悪くする可能性がないわけではありません。増してニコチンやカフェインが添加されているものなら、最悪の場合死亡事故にもつながる可能性もあるのです。


※経口摂取した場合の話です。


ちなみにプロピレングリコールの経口摂取による致死量は体重1kgあたり18~24g程度とされていますから、体重70kgの成人であれば約1260g~1680gもの量を摂取することで半数致死量(摂取した人間の半数が死に至る量)となります。


これは20ml(およそ20gと少し)のVapeSick製E-Juiceで換算するなら、およそ63~84本もの量になります。幼児の場合、体重/致死量を大人の十分の一として考えるとE-juice約6~8本程度で半数致死量となるわけです。幼児でしたら、ちょっとしたいたずらでこれくらいの量を飲んでしまう可能性が絶対にないとは言い切れません。ましてニコチンやカフェインが添加されているものなら、ほんの一本程度で経口摂取時の致死量に至ってしまいます。ですから、E-Juiceの保管は必ず幼児の手の届かない場所にて行う必要があります。



さて、僕自身加工食品を購入するときは、それに何が含まれているのかというのをよく確認します。添加物がいくら人体に無害なものであったとしても、やはりできるだけ少ない方がいいというのが人情。まして、つい数年前に大手チェーンのハンバーガーを食べ続けて鬱や胃腸炎になったという人物が話題になったり、常温でどんなに放置しておいてもカビが生えないという実験結果が世間に衝撃を与えたりと、世間の添加物に対する関心の高さを窺わせます。


僕はセントラルキッチンというのがあまり好きではありませんが、それというのは旨み調味料を使用するケースが多いという理由が一つ。もう一つは、サービス提供者の衛生観念やサービスに対する責任、意識の問題にあります。


昔、化学調味料や食品添加物が原因のチャイニーズレストランシンドロームというのが話題になりました。添加物をどっさり加えた中華料理を食べて、口内のしびれや頭痛などを発症するというものです。


しかし、これらの症状と食品添加物には関連性がないとされる研究結果もあり、チャニーズレストランシンドロームというのはいまや都市伝説化しました。それでもなお現代において添加物に対して神経質な人間が多いのは、化学的な研究結果だけでは割り切れない不安や疑心暗鬼がどこかにあるからではないかと思います。そして、そういった意識は自分や周りの人達の健康や安全を守るために、必要な意識でもあるのではないかとも思います。


E-Juiceは言うなれば、食品添加物の塊のようなもの。いくら食品添加物が人体に無害なものであったとしても、日ごろできるだけ添加物の少ない食品を意識的に選んでいる身としては、やはりE-Juiceもより健康志向で、余計な脚色のないものを選ぶなり提供するなりを心掛けたいところです。