夢想・月下 | マニア熟の格闘日記

マニア熟の格闘日記

愛猫と格闘技とレアなお酒の日々
頑なにガラケーでブログを書くアナログ熟o(^-^)o
エロスの追及・辛口コメント

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弥生月が近い

草木に限らず、生き物が芽吹く季節


桜切るバカ
梅切らぬバカ


道端の桃の花は可憐に綻んでいる。


某庭園に脚を運ぶ
紅梅
白梅


堅い樹木から、可憐な花を咲かす。


厳しい季節を耐え忍び、春を告げる便り

むせかえる梅の香りに、眩暈すら覚える。
只、香りに酔っている訳では無い。


誰にも言えない秘密が疼く…嫌な季節


そう
チェーホフの小説さながら


秘密を樹の下に埋めた、罪深い自分


紅梅の赤は血の色
白梅の白は骨の色


蘇る官能の時間…。

自分の中の狂気は、物心ついた頃から自覚していた。


何故、赤い血と白い骨にしたか?

愚問ね…

裏切ったからよ!


散々、愛とつく言葉を重ね、献身を尽くしても…私を満たす事が出来なかった男

自分の欲求を満たすだけに、近づいて来た男


あらぬ希望を夢見させた罪

私に取っては、他に女を作るより大罪な事


こんな男と過ごした時間さえ、私には汚点だ。


私が満足していると勘違いしながら、自分の欲求不満を満たし寝入っている男


出逢わなけば良かった。
期待などしなければ良かった。
愛など信じなければ良かった。


叶わぬ夢を私に魅せた罪


消えて…


消そう…


そもそも、誰も私と男の事は知らない。
無防備に寝入っている男の顔を観た途端、得体のしれない殺意が湧き上がった。

私でなくても良かったのだ…絶望の中で湧き上がる殺意に、抗えなかった。


今も掌に残る感触


堅い樹木から、花が芽吹く時…あの掌の感触と興奮と怒りと恍惚が蘇る


辛い季節


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いっそ、狂ってしまいたい…


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罪の春