抜けるような青空の下、千畳敷カールで絶景雪上トレッキング | 蘇山蓮園

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以前にも書きましたが、私はソロなので冬の雪山は基本的に登りません。ただし、雪山の絶景が素晴らしいのは、前回行った立山の室堂で証明済み。今回は同様に登山しなくても雪山の絶景が楽しめる場所として木曽駒ヶ岳の千畳敷カールをチョイスいたしました。

冬場の千畳敷カールは人気スポットで、休日は混雑が予測されますので、年休を取得し、金曜日にチャレンジ。駒ヶ根バスセンターの駐車場には7時過ぎに到着です。平日ということで駐車場も比較的空いています。


始発のバスは8時15分発。ロープウエイは9時5分発。この時期の平日はバスセンターのチケット売り場が営業しておらず、行きのバスは車内精算、ロープウエイのチケットと帰りのバス券はロープウエイのチケット売り場での購入となるということでしたが、バスセンターのチケット売り場の前で、行きのバス券を手売していました。


高い場所ということで(ロープウエイの駅で2612メートル)、天気と強い風が心配でしたが、ロープウエイの駅を出た瞬間にこの絶景、風も強くなく、一安心です。ちなみに今回より新しいレンズ(SEL1020G)が加わり、以前より広い範囲を1枚の写真に収められるようになりました。


木曽駒ヶ岳に登るルート(八丁坂方面)は登山の方々で混んでいましたので、まずは極楽平方面を少し散策することとしました。


当方の所有する軽アイゼン(10本爪)では、無理は出来ませんので、ほんのちょっと登っただけ。斜面にきれいなシュカブラ(風雪紋)が出来ていました。


眼下には駒ヶ根の街、遠く見える南アルプスの山並みの向こうには富士山のアタマも見えました。


続いては八丁坂方面に進出。八丁坂を登っていく登山者たちが小さく見えています。特筆すべきはこの日の空の色。よく山行記事で「木曽駒ブルー」などと書かれていますが、まさにその色ですね。


それにしても素晴らしいロケーションのホテル。今回はこのホテルで一泊。星空も楽しみです。


登山者が雪を踏み固めてくれているので、私のような弱小装備でも、八丁坂の登り口までは簡単にたどり着けました。


少し雲が出て来ましたが、これまた良い雰囲気。


誰が作ったのでしょうか。可愛らしい雪だるまの行列を発見!


それにしても絶景の連続。リスクはあるものの、冬山が人気なのも納得ですね。


時刻は11時チョイ過ぎ、いくら見ていても飽きない光景ですが、一度ホテルに戻ります。


ちょっと早いですが、ホテルのカフェでランチ。ホテルのリニューアルと共にカフェメニューも一新されたようです。本日のチョイスはオムライス(1800円)。フワトロで美味しかったです。ちょっと変わっているのはメープルシロップが付いていること。少し掛けて味変を楽しむということらしいです。


昼食後もカール内をあちこちブラブラ。


景色の良いところで雪の斜面に腰を下ろして一休み。


本日のお供は、チョコバナナクレープ。荷物が多かったので、ちょっと潰れてしまいました(汗)


午後になると陽が傾いて、雪面に陰影が出てきます。


カール内の積雪は2メートル少々。例年に比べると少ないそうです。


午後2時半。登山者の姿も少なくなり、山に静けさが戻って来ました。


夕方、カール内は陽が陰ってしまいますので、夕景が楽しめるのは南アルプス方向。


それほど鮮やかではありませんでしたが、夕日に染まる姿を見ることが出来ました。


ホテルの部屋はこんな感じ。元々5人部屋なので、1人で泊まるには十分すぎる広さです。

トイレは室外ですが、大浴場もあり、充実の設備です。


部屋の窓からは絶景が独り占め。オフシーズンとはいえ、これで一泊2食付き14300円は破格です。
この後の夜景については別記事にまとめます。