人間だもの



この写真の文字をぱっと見て「あっ」って思った人は多いんじゃないでしょうか?


よく日めくりカレンダーとか湯のみで見かけますよね。


実はこの人、もう随分まえにお亡くなりになった方なんですよね、最近知りました。


この人が書くのはそんな高尚なこととか宗教的なことだとか、そういうんじゃありません。


言ってしまえば「当たり前」のことを「当たり前」に書き出してるだけなんです。  


けど、それってすごく難しいことなんです。


紹介していたらキリがないですが、今日の僕が一番印象に残ったものを紹介します。




その人
             相田みつを
  


 その人の前にでると 
 絶対にうそが言えない 
 そういう人を持つといい

 その人の顔を見ていると 
 絶対にごまかしが言えない 
 そういう人を持つといい

 その人の眼を、見ていると
 心にもないお世辞や
 世間的なお愛想は言えなくなる 
 そういう人を持つといい

 その人の眼には
 どんな巧妙なカラクリも通じない
 その人の眼に通じる物は
 ただほんとうのことだけ

 そういう人を持つがいい

 その人といるだけで
 身も心も洗われる
 そういう人を持つがいい

 人間にはあまりにも
 うそやごまかしが多いから
 一生に一人は
 ごまかしのきかぬ人を持つがいい

 一生に一人でいい
 そういう人を持つといい





さて、さてさてさて。


皆さん、誰かの姿が思い浮かんだでしょうか。


少し関係ないかもしれないけど、中高生って「彼氏」とか「彼女」とかそういう言葉がよく飛び交うじゃないですか。



僕自身、それは全然かまわないと思うし、「そんなん興味ねぇし!」とか言ってるのがカッコいいなんて全く思いません。だって人間なんだからそんな感情あって当たり前だし、みっともないことでもなんでもないじゃないですか。



でも。 でも、ですよ。 



結構こういうの忘れてることが多い気がします。 可愛いとか、カッコいいとか、性格重視だとか、見た目重視だとか。 そんな軽々しいことじゃないですよね、「その人」を見つける、というか「その人」に出会う事自体が。 



人間として、まず尊敬できる人がいる、っていうのは大切だと思います。


中学校の時からずっとそう僕は思ってます。


でも、思い出すと。


中学校とかの時、クラス替えとかあるじゃないですか。


そんな時にはちゃっかりと。





「あの子と一緒のクラスだったらいいのになぁ~~・・・(-。-;)」



なんて考えてる自分もいたんね。それでガッカリしてる自分もいたし。




それで後から自己嫌悪に陥ることも多々あり、みたいな感じで。



でもそれでもいいのかな?って最近は思えるようになった・・・気がするようなしないような。




それでいいんじゃないでしょうか、きっと。


だって。






にんげん、なんだもの。








・・・・・・・・・・ちょっと書いてて、恥ずかしいっすねぇ。笑 でも、そんなこと考える「僕」は僕なんですから、まぁいいかな、って思えるんですよね。 



それだけです。