週刊「バローレ通信」 Vol. 114 2009/06/12
_______________________________ 『バローレ通信』 vol.114 2009/06/12~バローレを見出し、バローレを産み出し、バローレを受け継ぐ________________________________バローレ(Valore)は、イタリア語です。 英語のValue(バリュー)と同じ語源です。ただ、イタリアの方たちは、もっと広い意味でバローレという言葉を使っているようです。 バローレ通信では、私たちの身の回りにあるバローレ(まだ測定はできていないが、大切すべき存在価値)について皆さんと探求していきたいと思います。________________________________■□ 目次 □■ 1.今週の出来事 2.今週のバローレ探求 3.バローレのある暮らし 4.バローレ交流 ~皆様からのお便り 5.編集後記________________________________1.今週の出来事 :企業研修で採用いただいてます現在、2社で、大学の基礎講義を人材研修に使っていただいています。 講座名は、「プロジェクトマネジメント基礎」です。 その内の1社から、期間の半分が過ぎた段階での中間アンケートをの結果をいただきました。 基礎講義なので、社会人の方には少し基礎的過ぎるかも知れないと心配していましたが、入社2~3年目の方には、普段の職場で起こっていることと照らし合わせて、実践的でよかったようです。 また、これから部下を持つ管理職手前の方は、これから部下に何をどのように教えたらいいかの参考になるとのことでした。 他方、入社6~8年目になると、基礎的なことは十分に先輩などを見て知っており、目新しさは無いようです。 この方たちには、専門講義の2科目のほうが良かったかもしれません。 こうしたフィードバックは、リアルな場所での講義でない分、とても参考になります。 時間をとってもらい、アンケートを書いてもらった分、次の改善につなげたいと思います。*秋学期は、既に募集が開始しています。 1科目3ヶ月(全15回)で4万2千円です。 興味のある方は、以下の宛先にメールをお願いいたします。shinichiro_katsu@cyber-u.ac.jp ________________________________2.今週のバローレ探求: バローレは引き継がれるもの社会的な存在価値であるバローレは、時間と共にゆっくりと変化している。5年前まではバローレが高かったことが、今では徐々に低くなっているということもある。 例えば小泉改革というコトについては、どうであろう? 今日も鳩山総務相の更迭というニュースがあったが、未だに「あのコト」のバローレは高いまま残っている。 バローレは、一気に消滅することは無く、姿を変え、場所を変え、引き継がれていく。 人のバローレは、周りの人に影響を与え、周りの人のバローレの一部として組み入れられていく。 モノは、形のまま残る場合もあるし、次のバージョンの母体として存在する。 一旦消えたものも、遺跡として復活する場合もある。 コトの場合には、先程引き合いに出した小泉改革のように、様々に影響を与えつながっていく。 効果的にバローレの高いコトをつなげるしくみの一つに、YWTがある。 やったこと(Y)、わかったこと(W)、次にやること(T)を決めて、実行すると、実行したことがYになり、そこからTを設定し、またそれがYになる。 気付きがある限り終わりはない。 このようにして、バローレは一気に消滅することなく、次へ次へと影響を与え、引き継がれていく性質を持つ。______________________________3.バローレのある暮らし先週の日曜日は、町内会の地引網大会でした。 色んな魚が獲れました。シラスやシコイワシやイカやキス。 名前の知らないものも網に入っています。 テントの下で天ぷらにしてくれて振舞われるのとは別に、お土産の魚ももらえます。 色々な魚、しかもサイズの小さな魚が入っているので、調理方法に悩みます。 普段、調理するときには、これを作るからこの素材、という順序ですが、今回は、この素材を使って何を作るかを考えなければなりません。 結局、サイズの中くらいは、フリッターに、小さいものは甘辛煮にしました。素材から料理を考えるという手順は、手持ちの資源からアウトプットを考える作業に似てますね。______________________________4.バローレ交流 ~皆様からのお便り先週はお便りを3通いただきました。 ICTを活用した地方都市での教育については、行政担当窓口をご紹介いただき、ありがとうございました。時間を要すテーマではありますが、こうして色々なつながりが増えてくることは、解決策の手数が増えるので、大変ありがたいことでした。 皆さんからのお便りは、メルマガ継続の特効薬です。 ありがとうございました。 いつもお読みいただき、ありがとうございます。 _______________________________5.編集後記私は、こんなコト・モノにバローレを感じる」を大募集です。 皆様のご意見、ご要望が私のエネルギーですので、お気軽にお送りください。本メルマガは現在約3000名の方に読んでいただいております。 いつもありがとうございます。_____________________________◆メルマガのお申し込みについては info@valore-soken.com このメルマガを読ませたい!と思った方を是非ご紹介ください。無料です!◆メルマガの内容については、 shinichiro_katsu@valore-soken.com ◆バックナンバーは、バローレ総研のホームページでご覧になれます。 http://www.valore-soken