梓「唯先輩、またライブですか?まあ音楽的な造詣を深めるのは良いことですが」

唯「えへへ~!しかも今回は前から3列目の席だったんだよ~!」

梓「えっ なにそれすごい」

唯「アーティストさんの顔が間近で見られて感動したよ~!」

梓「いいなあ…ちょっと羨ましいです。唯先輩の推してる、ミルキィホームズの皆さんも間近で見られたんですか?」

唯「もちろんだよ~!思わず大声で声援かけちゃった!」

梓「それは素晴らしいです。そういえばお土産袋があったんですよね?」

唯「うん!ヴァンガードの組み立て式デッキケースと、ヴァイスシュヴァルツのD.C.3のトライアルデッキと…ミルキィホームズのドラマCDが入ってたよ~!」

梓「…あれ?D.C.3のトライアルデッキって、確か発売前じゃ…」

唯「ライブ来場者だけの先行配布だったんだよ~!」

梓「トライアルデッキを丸々1つ配布ですか…前回のライブでもヴァンガードのデッキとスリーブ3つがお土産とのお話でしたし、太っ腹ですね」

唯「うんうん!あとねあとね、ライブ終わった後の話なんだけどね」

梓「はいです」

唯「“しよ子といっしょ!”の著者の西あすか先生のサイン会があってね、会場で同名コミックを買うとサインしてもらえたんだよ~!」

梓「な、なんだってー!?」

唯「えへへ…4冊買ってあったんだけど、思わず5冊目買っちゃった☆」

梓「それは買わざるを得ないですね」

唯「次の日もカードゲームのイベントがあったし、すごく楽しかったなあ…」

梓「カードゲームのイベントですか?やっぱりブシロードの…」

唯「ふふふ、それはまた後で話してあげるよ~」



















憂「ライブに夢中で私が凝視してても全然気づかないお姉ちゃん可愛いよぉ」

梓「あんたはライブ見なさいよ」
梓「唯先輩、また行ってきたんですか?」

唯「うん!またお友達と一緒に行ってきたよ!」

梓「…どんなデッキ使ったんですか?」

唯「シャナデッキだよ!」

梓「ああ、大いなる器シャナで連続攻撃するデッキですね」

唯「ちっちっち、甘いよあずにゃんくん!私のデッキは低予算デッキなのだよ~」

梓「低予算…ですか?」

唯「うん!RRが入ってなくて、TD限定カードとR以下のカードで組んだデッキだよ!」

梓「唯先輩の十八番ですね…でも、まさか大会でそういったデッキを使うとは思いませんでした」

唯「…う…大会でも通用するって証明したかったんだもん!」

梓「…で、どうだったんですか?」

唯「…1勝2敗…でした…」

梓「…でしょうね」

唯「ううー!クライマックス事故さえ起きなければ勝ってたもん!キャラも手札も沢山あったもん!!」


梓「唯先輩の敗因って大抵それですよね。運が無いってレベルじゃないです…一度お祓いしてもらった方が良いですよ」


唯「う…うえーん!あずにゃんがいぢめるようー!!ういー!!」


梓(どうしよう、泣いてる唯先輩も可愛い…はあはあはあはあ唯先輩かわいいよ唯先輩はあはあはあはあはあはあ)


















憂「泣きついてきたお姉ちゃんが可愛すぎて梓ちゃんGJと言わざるを得ない…けどお姉ちゃんを泣かせたおしおきは必要だよね(はぁと)」

梓「ごめんなさいごめんなさい憂さん目が笑ってないです本当にごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさアッー!!」

梓「あけましておめでとうございます、唯先輩。でも明けてから一週間経ってますよ」

唯「うう…色々忙しかったんだよ~」

梓「はあ…色々ですか」

唯「コミケ行ったり、黒白歌合戦に出てきたり~」

梓「件の音楽デッキ限定大会ですか?私も出たかったなあ…そもそも年が明けてから、カードゲームしてないです」

唯「ふふふ、甘いよあずにゃんくん!特徴に音楽がなくても使えるカードのリストがあったのだよ~」

梓「へえ…例えばどんなカードですか?」

唯「面白かったのはD.C.2のμ(ミュー)かな~。背景にカラオケ屋さんが映ってたから大丈夫だったんだよ~」

梓「こじつけもいいところですね」

唯「他にも色々あったけど、それが一番インパクト大きかったよ~」

梓「本人じゃなくて背景ですもんね…そういえば、唯先輩はどんなデッキ使ったんですか?」

唯「貴音さん限定構築デッキだよ~」

梓「それはまた、趣味丸出しな…」

唯「自分の忘れたから、お友達のを借りたのです!本当はコレを使うつもりだったんだけどね~」


つ【ユイ&あずさデッキ】


梓「 こ れ は 」

唯「Angel Beats!のユイちゃんとアイマスのあずささんだけで組んだデッキだよ~。わたしたちと同じ名前だったから、つい…」

梓(コレはアレですか?同名キャラを使うことで間接的に私に対して愛の告白をしてるんですか?同名の2人のカードを1つのデッキにするのは私と1つになりたいと云う暗喩そしてそれをデッキケースに入れて持ち歩くのは常に私と一緒に居たい即ち同棲したいと云う暗喩に他ならないですよね?私ならいつでもOKなんですが後輩の私から言い出すのはおこがましいと言うか何と言うかああもう唯先輩かわいいなあ唯先輩はあはあはあはあはあ)

唯「…あずにゃん?お~い、あずにゃ~ん?もしも~し」

梓「…はっ!な、何ですか唯先輩////」

唯「もう、やっぱり聞いてなかったんだね~」

梓「す、すみませんです…」

唯「じゃ、罰として私と…いざじんじょーにしょーぶ!」

梓「えっ?あっ…はいです!」

唯「あずにゃんのカードゲーム初めだよ~!遅くなったけど、今年もよろしくね!」

梓「は、はい!こちらこそよろしくです、唯先輩!////」








憂「年末年始はお姉ちゃん分をたっぷり補給できました。今年もお姉ちゃん達をよろしくお願い致します」

梓「賢者モード…だと…?」