お見舞い | Walking in the Air

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ファンタジーPBCサイト「鉱山都市フランネール」の登録PC、ニコルの活動日記です。



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退屈な入院生活の中で、お見舞いに誰かが来てくれるというのはとても嬉しい。


外からの活力を貰って、頑張ろうという気持ちになる。


穿たれた傷の治りが早まるようなことはないけれど―――


それでも、仲間や友達との触れ合いは何よりの特効薬だ。



ガルーダがお見舞いに来た。

あたしの好きな花を持ってきてくれる、ということで。

手ぶらで来たって、あたしにとっては凄く嬉しいことだったけれど―――

彼が持って来た色とりどりの薔薇の花束に、あたしはすっかり眼を奪われてしまった。


彼の膝に乗って抱きしめられながら、久しぶりに話をする。

彼は変わらず優しい。

優しい視線、安堵を齎す声。大きな手のひら、暖かな体温。心臓の鼓動、それから唇―――。

その全てが、あたしの心と身体に沁み入ってくる。


以前、彼の優しさは甘い毒だと書いた。

それは、今でも変わらない。

彼に依存してしまったら、あたしは独りで闘えなくなる。彼がいなくなってしまったら、

あたしは何も出来ない人間になってしまう。

それが怖かった。


―――でも。

今はもう、それを怖いとは思わない。

この夜彼に言われたことは、今でもはっきり覚えている。多分一生忘れることはないだろう。

あたしは彼の言葉を信じる。
彼に……そう。彼についていこう。


彼と今後のことについて話した。

一緒に紅葉を観に行こうと。一緒に豊穣祭に行こうと。


彼と歩く未来は、きっと明るい。



遭遇者:ガルーダ