パンの夢 | Walking in the Air

Walking in the Air

ファンタジーPBCサイト「鉱山都市フランネール」の登録PC、ニコルの活動日記です。



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ハンターを始めてから、普段の生活というのがとても幸せだというのに気が付いた。


武器を振るったり、憎悪を抱いて敵を傷つけたりすることのない生活。


なんでもない穏やかな生活というのは、なんて幸福なんだろう。


あたしもいつか、そんな生活が送れるようになるんだろうか?それとも闘いの中で死ぬんだろうか。



ガルーダのおうちに、料理を作りに行った。

彼はいつも金色亭で食事を済ませているらしい。確かに金色亭のごはんはおいしいけれど、

いつもそれだと栄養が偏るから……ちょっと心配になる。


彼の部屋は彼らしい、すっきりと落ち着いた様子だった。

早速台所を借りて、料理に取り掛かる。

かまどに火を入れてくれる彼の手付きはすごく手馴れていて、野営とかにも慣れてる感じだった。


作ったのはクリームシチュー。それからサラダにパン。

パンはよく作るから、ちょっぴり自信があった。

いつかあたしがハンターを引退したら、パンやケーキを作るお店を出せたらと思って。

まだ駆け出しのくせに、もう引退のことなんて気が早いけれど。

そもそも五体満足で引退できるかどうかなんて、誰にもわからないのだけれど。

―――それでも。夢を持つのは悪いことじゃないと思う。


彼はすごく喜んで、あたしの料理を食べてくれた。

正直彼の口に合うか自信がなかったけれど、気に入ってくれて本当に嬉しい。


いつか、焼きたてのパンが沢山入った籠を抱えて、楽しく穏やかに生活ができる―――

その日が来るのを夢見て、闘おう。



遭遇者:ガルーダ