今日はリトゥラ湖畔をお散歩。
初夏のキラキラ輝く湖を眺めながら歩くのは、何とも言えず気分がいい。
お天気もいいし、ヴァンパイアが出る心配がないっていうのが安心で、すごく嬉しくて。
露店で買ったオレンジのシャーベット、その冷たい美味さも幸福に拍車をかけた。
湖面に浮かぶボートを眺めながら、あたしにも素敵な恋人が出来て一緒にボートに乗ったり出来ればなぁ……なんて考えてると、後ろからクシャミをする声が聞こえた。
藪からやる気なく出てきたのは、なにやら物凄くバッチイ格好をした男の人。
くたびれた防具に、大きな刀。右腕に義手をつけた、オッドアイの戦士。
あんまりにもキタナイので、服と身体を洗えって言ったら「一緒にお風呂に入ってくれたら」と言われる。
ったく、オヤジなんだから……。お生憎様、そう簡単に乙女の柔肌は見せてあげないわよ。
それはそうと。自分の事、大した事ないみたいに言ってたけど。本当にそうなのかな?
物々しい装備は、キャリアの証じゃないのかな。
能ある鷹は爪隠す、っていうけど……。
……でも、アッシェに限ってそれはないか。
遭遇者:アッシェ